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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Three ways are ahead of us! 文法的なものの見方は3つしかない

pedagogical grammar

 

Linguistic Perspectives on English Grammar

Linguistic Perspectives on English Grammar

 

 引き続きライティングの原稿に何を書くかを考えていますが,少しずつ書くべきことが見えてきました.これを書く間に昔考えていたことを思い出しました.確か,どこかに書いたはずなのですが,探したのですが,見つかりませんでした.

今はライティングにおけるセンテンスの作り方を書いていますが,それは文法そのものではありません.でも,文法と関係がないわけではありません.で,そんな中,結局sentence grammarって何なの,って考えると,細かい規則はともかく,どういう見方をしているという話で考えれば,3通りあるわけです.

⑴動詞部分と他の構成要素の関係

これは,「意味順」=「語順」を使おうとも,元々の「文型」=「動詞型」を使おうと,このことに代わりはないわけです.他の名詞のカタマリや形容詞・副詞の働きをするカタマリがそれぞれどういう意味・機能における関係にあるのかを学ぶわけです.

⑵動詞部分の形

これは,助動詞で動詞で表わすべき判断や微妙な感情表現もそうだし,時(これをtenseという)及び時間の幅(このことを面倒だけれどもaspectという)をセンテンスが要求するコミュニケイションの文脈に合わせることを学ぶ.

⑶センテンスとセンテンスのつながり

実際は,センテンスではなくて,本当はclause(節,個人的にはあまり好きでない言葉なのでぼくは使いません)なのでしょうが,独立したセンテンスを他のものとつなげるディスコースマーカー的なものはもちろん,because, whenとかの「かかってつなぐ」接続詞もそうだし,which, who, thatなんかもそうです.

文法・文法と云われても英語が苦手な人には,できる人や先生がこの⑴から⑶のチャンネルを次々と変えて説明するのがわかりにくいのかもしれませんね.で,そのことがわかっている人側には何で明示的に説明してやっているのにわからないのだろう,という感じなのかもしれません.じゃあ,どうすればいいんだ,というのはぼくも答えがあるわけではないですが,チャンネルの変えすぎは良くないのかな,という気がします.

That's not what I'm looking for! 越えようとしている壁はそれじゃない

pedagogical grammar books

 本当ならば,この間書いた今度出る2冊の本についてもっと書いた方がいいのでしょうが,実はまた新しい本を書こうとしていてそこで少し行き詰っています.すでにある程度書いた部分があったのですが,大幅に書き直したくなってきたからです.でも,いざ書こうとすると書けない,その苦しさでイライラしています.どうしても超えられない壁が立ちふさがっているからです.

書こうとしている本は,ライティングの本です.ライティングの本と云えばそれなりに色々いい本が実は出ています.この本とか.でも,こういう本を越えようとしているわけではありません.実は,この日向先生の本を始め,多くの本はできる人向けで,ごくごく普通の日本人には難しいからです.

即戦力がつく英文ライティング

即戦力がつく英文ライティング

 

 ぼくが書きたいのは,センテンスを作るのも遠く及ばない人にセンテンスの作り方を示すことです.センテンスとセンテンスの「つながり(cohesion)」と「まとまり(coherence)」については,同じ本の次のchapterで,ここは共著者の帰国子女の先生が書いてくれています.まあ,『論理を学び表現力を養う スピーキングルールブック』をすでに書いたわけだし,その姉妹本のような本も近々出す予定があるので(これはひと通り原稿を書きました),ぼくが全部書くよりも,他の先生が「つながり」と「まとまり」について書いた方が読者の人にとってもいいと思ったので,ぼくはセンテンスはどのようにして生まれるかということを書こうとしています.

でも,そこで書こうとしているのは,文法そのものとはちょっと違って,頭の中にあるアイディアを人はどうやって形にしていくのか,というのを英語という言語の中で誰にでもわかるように書けないか,ということを考えていて,それができないでいます.

スタート地点で考えたのは,田地野彰先生の意味順を自分なりにアレンジしたものでした.だけど,確かに,

Who(What) Does/Is Whom What Where When How Why 

というスロットに,それぞれ知っている語句を放り込んで行けば,それなりに通じそうなセンテンスができるというのはすごいアイディアだと思うのですが,そこに入れる語句を生む発想というのはどこにあるのだろうか,という部分で英語のユーザーがしているプロセスを言語化できないだろうか,と考えていて行き詰っています.だから,越えようという壁は「意味順」でもありません.

それより,「人は見たいものを見る」と言いたくて,

personというのが人だけれども,この辞書に載っているような裸の人という形をどういうわけだか,英語ではコミュニケイションの行なわれる現実世界にarrangeするために(このことをtailor, anchorするとかcognitive linguistは云うらしいですがぼくはそこまで勉強する時間がありません)Peopleという複数形に変える.

で,見るは,Peopleを選んだが故に,形を買えなくてseeのままだけれども,もし,the humanとかをなぜか選んでしまっていたらseesと同じように現実世界に合わせて形を変えることになります.

で,続けていくと

Who(What) Does/Is Whom What Where When How Why

People        see    what they want to see.

というセンテンスが出来上がる.

で,云いたいのは文法事項で正しいことをできた・できないとかいう前に,発想として,最初にセンテンスのトピックになる人・もの・ことを現実世界に合わせる形にするという作業がある.また,このトピックをすること自体が聴き手に対して,メッセージの焦点を絞るというかアウトラインを示すというかそういう働きがあるわけです.で,続いて生み出す動詞のカタマリも最初の時点で,現実世界に合う形に変える.この作業の感覚が大事だと思うのですが,それをまだ英語がよくわかっていない人に説明することが難しくて悩んでいます.

でも,それをしないで,とりあえず,S, V, O, C...のように構成要素の分類を先に出されて,5つの文型のどれかですよ,とか時制のリストをさっさと出されてしまって,それが受け入れられないでいる学習者がほとんどなんじゃないかな,ということを思うので,ここでの突破口を見つけたいのです.もちろん,学習者本人がそういうことは色々半ばわけがわからないながら動いていかないと見つけられないもの,というのもある程度真実だろうとは思っていますが,同時にその枠組みが受け入れられないからと云って,基本がわかっていない,さあ,基本をやれよ,的なことを口にするのも違うかな,と感じているわけで.

が,まあ,材料をある程度揃えたつもりなのに,それをまとめ上げる1本のロジックのようなものが閃(ひらめ)かないので,書けないでイライラしています.まあ,これが立ち向かっている壁です. まあ,もう少し考え続けます.

How could you do better? 2冊本を出します

TOEIC books

 

TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

 

TOEIC L & R 600点攻略ルールブック』は日向清人先生の『GSL単語本』を担当された優秀な女性編集者に担当してもらいました.この本はもともと,昔出した本にぼくが休暇中に寝っ転がって赤のサインペンで修正を入れていったものが基本データになっているのに,この編集者さんのおかげで,最後はきちんとした形になっています.この得点層は,すでにたくさん本が出ていて,これからも出ていますが,なんとかシンプルさを買う人に受けて欲しいと思います.

現在のスコアが 500 点前後の学習者に,できるだけ早く 600 点 を取っていただくことだけを考えて書きました.そのため,余計なものは省きました.この本では,600点を取るのに必要なスキルを 123 のルールにまとめて あります.たまにしか出題されないもの,やや難しい・トリッキーだと思われるもの,学習者によっては使いづらいテクニックなどは思い切って省いて あります.上級者や何度も受験している学習者には,ベタすぎて面白くない,と感じられるものばかりを誰でも使える形にまとめてあります.

雑音に惑わされず,だまされたと思って本書に 1 か月から 3 か月集中して取り組んでみてください.1 回でできなくても構いませんので,本書の英語を何度でも聞 き返し,読み返してください.おそらくそれだけで 600 点はクリアできます. 試験のための英語の勉強というのは長期間するものではないと思いますの で,早く目標点をクリアして,英語学習以外のこと,あるいは試験対策以外 の英語学習に時間を割けるようになってほしいと心より願っています. 

TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

 

 『TOEIC L & R 800点攻略ルールブック』は,ミニ模試形式の本です.どちらかというとテーマ別であることを優先したので,中には本試験のものそっくりというものではないのもあえて入れています(日本料理とか).これも,かなり直前まで英語と訳や解説が一致していない部分がありましたが,これも担当者の編集プロダクション(株)ギルドの大橋さんの細かいチェックのおかげで完成するに到りました.

800点を取るのに必要な英語力というのは,600点と730点の人より難しい知識を追いかけるのではなく, 精度が高い勉強をする必要があります.精度の高い勉強というのは,簡単に言えば,得点を取る部分に一見関係がなさそうな部分をできるようにすることです.例えば,リスニングで全部聞き取れなくても正解できますが,聞き取れなかった部分がコロケーションだったり,限定詞や前置詞だったりするわけです.ですから,全部とは言わなくても少しずつでも聞き取れるようにする工夫が大事です.スコアは狙って「取りに行く」ものではなく,こういった学習を積み重ねていけば,自ずと向こうから「やってくる」ものです.みなさんの学習がスムーズに行くことを祈っています.

Look at the bigger picture. 初級者を救うために必要なこと

TESL

春になると各出版社は一斉に新しい教材を出してきます.ぼくが関わった教材もいくつか出ます.加えて,NHKの英語番組なども新年度(new school year)が始まります.数年前から,NHKの英語番組にはCEFR Level的なものが記載されるようになりましたね.こういう記載は,実はアメリカのMcGraw-Hillなどの出版社も単に,難しいHighly AdvancedだったらC1などと今まではそんなことを考えていなくて作られた英語教材に入れ始めたことを知っているので,特に大きく批判するつもりはあまりありません.でも,ところで,何でCEFRやACTFLなどの能力記述が必要とされる(べき)なのでしょうか.

もちろん,きちんとした段階別な到達基準の明示化が行なわれることで,バランスの取れた指導を先生がすることを導いたり,あるいは適切な教材制作が行なわれたりすることもあるでしょう.ただ,抽象的な記述をどういう語彙・表現・文構造を使うのか具体的な要素に落としていくかという問題は,アイテムライターの個々の手腕に今のところは委ねられていて,逆にgovernanceを行なう教材制作出版社や各種英語教育団体ははっきり書いてしまうとほとんどの人はそこまで到達していなくて,(優秀な)書き手に変なプレッシャーをかけると帰って教材の質を下げてしまう可能性もあります(もちろん,優秀な編集者や英語教育のオピニオンリーダーの人もいるのでしょう).まあ,それは常に関わる学習者を「よりまし」に引きあげてしまう達人クラスのclassroom teacherにとっては規制なんて邪魔なものでしかないでしょうが,標準化というのはそういう達人ではなくはっきり書いてしまえば平均よりかなり下の人を平均値近くまで引き上げるために存在しているのですから,それと同じです(ここでの「平均」というのは抽象的な云い方に過ぎません).

しかし,ここで述べた到達基準の明示化というのは,本来,英語教育サーヴィスの提供側だけが利用するものではなく,本来は学習者のためにあるものなのです.で,この「学習者のため」というのも,よく芸能人やスポーツ選手が「ファンのため」という言葉やサーヴィス産業における「顧客第一」という考え方のように,拡大解釈して捉(とら)えられたり,例えば「英語公教育に携わる先生」や「英語教材の出版社」や「文科省の英語教育担当者」や「民間英語産業経営者」や「英語ができる日本人を必要とする経営者」が自分のエゴもしくは理想を押し付ける理由にされてしまいがちです.だから,ここ数年ですっかり導入されたCan-Do Statement/List(学習のねらいとして,項目ごとにマスターすると何ができるかの記述)を含めて,なぜそこに至ったのか,ということをいま1度考えた方がいいと思います.

学習者にとっての段階的な到達基準が明示されていることの重要性*を上げるために具体的な例をあげて見ます.英語教育に限らず何かを学んでいる人に対してのアドヴァイスとして「できる人ほど基礎を大切にする」という云い方をする人がいますね.ぼくは実はあまりこの表現が好きではありません.というのは,実のところをいうと,初級者にはこのアドヴァイスはあまり役に立たないからです.だって,基礎の大切さがわかっている人っていうのは,実践(応用)の経験者であり,基礎がそれらに与える効果をよく知っているから発言しているわけです.卑近な例をあげれば,文法がわかっていないと英会話ができない,というようなやつです.もし,自分が英会話ができなくて文法の大切さを語っているのであればそれは詐欺です.でも,英会話がわかって文法の重要性に気づいたとしたら,それはその人が基礎と実践をつなぐ機会を与えられたという事実に基づいたものなはずです.

で,そういう機会がない初級者にひたすら基礎の重要性を説いてもしょうがない(だって,それだと下手をすると「うさぎ跳び」強要と変わらない)ので,実践に於いて個々の項目がどう影響を与えるのか,というのがCEFR的な段階的な到達地点の明示化の必要性であり,またそれに基づいた上でここの学習項目のCan-Doな訳です.実際のところ,到達地点を個別の教育機関での学習内容を頭に入れた上で大胆に示すことはすごく難しいし,それを理解して各教育機関がCan-Do Statementに落としていくことはそう簡単なことではありませんし,大胆に一般化すること(時にはそれはover-generalization「過度の一般化」と訳すようです.ただ,日本語で名詞化すると美しくないのでぼくは使いません.多分,「一般化のしすぎ」的なという表現に変えて話すと思います.どうでもいいことですが)も止むを得ない場合もあるでしょうから,その精度自体にぼく個人があれこれツッコミを入れようとは思いません.だけど,基本的になぜこういうものがあったほうがいいのか,ということに教育行政側の大きな誤解があるのが気になります.

 

*もちろん,初級者は(時には初級者の指導者も)何が基礎なのか解っていない,という問題を解決するためにも到達地点の明示化は大事なのですが,それは過去にどこかで書いたのでここには書きません.

Listen & Think! Part 2を攻略するには

TOEIC

このブログ記事で渋谷奈津子先生はPart 2で正解するスキルを身につけるためにより長いまとまりのある会話であるPart 3の学習をすることを主張されています.優れた考え方だと思いますが,ぼく自身が同じ問いにぶち当たったら考えるところは同じでも違う対策を取るかもしれません.

どうするかというと,まずはPart 2形式のリスニング問題を用意します.素材は何でもいいです.

Part 2というのは

  • Question (or Statement)
  • Response A
  • Response B
  • Response C

と構成されているわけですよね.ぼくなら,
1) まずQuestionを聴く.止める.何回でも完璧に聴けるまで聴く
というのを勧めます.必要だったら,声に出したり,実際聴き取ったものを書いてみても良いでしょう.でも書いたものを実際のスクリプトと見較べて赤ペンで添削するとかはお勧めしません.それをするぐらいなら何度でも聴くべきだからです.その後,
2)それがどのような状況で使われたのか考える
ということをします.いわゆるcontext(文脈)を見つける,というやつです.その上で
3)それぞれのResponseを聴き,つながるかどうか判断する
ということをします.
これだけです.つまらない方法かもしれませんが,これで充分スキルは磨かれると思います.TOEIC対策の授業であるならば,小さなクラスならば,先生が実際,1)の後に「どういう状況だと思う?」と訊いて,考えてもらい,その後,フィードバックをもらうということをすればすごく効果的だと思います.しかし,30名を超えるような場合は無理で,先生が「こういう状況です」とするしかないでしょうね.なぜかというと,人数が多くなればなるほど,とんでもない外れた状況を思い浮かべる想像力豊かな学習者に出会う可能性が高くなり,そういう学習者にフィードバックをするというのに時間がかかってしまうからです.

 

話が逸れました.なぜ,この方法がいいかを簡単に書いておきます.実は,会話としての「つながり」と「まとまり」を考えるという文脈的アプローチもさることながら,これをすることの最大の利点は,「しっかり聴く」ということをするからです.

指導者ももの云う学習者も「精読」とか「きちんと読む」ことを勧める人はいても,あまりきちんと聴く,と云うことをする・説く人はいません.リスニングは内容理解以外は,シャドウイングか発音の話になってしまいますが,大事なのは,いま聞いている素材を形式面(当然音声も含みます)・内容面・コンテクストから繰り返し解るまで短いものでもいいから聴くことです.全ての素材にこれをする必要はぼくはないと思いますが,たまにはこういうことをする方がいいわけです.訳やスクリプトだけ見て,できるようになるわけはなくて,少量の素材でいいから,聴けるようになるまで(聴いて状況がピタリと浮かぶまで)何度も音声に耳を傾けるということも大事だということを指摘しておきます.ここで,今度出す本にはそういうことを書いてます.と新刊紹介をしようと思ったのですが,まだAmazonにアップされていないのでそれはまた今度にします.

How they are different やっぱり少し違う

pedagogical grammar

 新学期から,大学や中学校などでテキストにしていただけるという情報が少しずつ入ってきて,著者のひとりとしては光栄です.

「意味順」で学ぶ英会話

「意味順」で学ぶ英会話

 

 ところで,「意味順」について思うことは,基本的に良い・悪いという判断はさておき,「5文型」と較べた場合,発想そのものが少し違うな,と思うことです.

それは,インプット(理解・受信)向き,アウトプット(生み出すこと・発信)向きということともちょっと違うと思います.「意味順」をインプット系のactivityに使う発想もあり得ますし,「5文型」を和文英訳などアウトプット系のactivity(厳密には和文英訳はアウトプットとは違うとぼくは考えていますが,あくまでこれは例に過ぎません).

最大の違いは,分類を意識させることを前提としたアプローチが「5文型」であり,どちらかというと,処理そのものはするものの,構造(語順)の定着は,英語を触れる機会,使う機会に任せるアプローチが「意味順」なのだと思います.

ぼく個人は,「意味順」を推しているので,「5文型」を勧めることはありません.ただ,そのぼくでさえ,論理的に幅広い学習者を想定すれば,この部分だけではどちらがいいかは人次第だと思います.分析が好きな人もいれば,実践が好きな人もいるわけですし.

それよりも,「意味順」「5文型」どちらを使っても直接は扱わない次元の文法項目で,「意味順」の手頃さを感じます.例えば,「限定詞」特に「冠詞」などです.

基本的に,「数えられる名詞」「数えられない名詞」の区別は基本的な語についてはある程度知識がないと結局苦しくなるような気はしますが,それでも,ネイティヴスピーカーの頭の中がOALDのような[U][C]の区別をして整理されているようには思えません.

辞書に載っている裸の形での「名詞」(あえて無理やり日本語にするなら「Xというもの」「Xという単語・概念」になるのでしょうか.この段階では数えられる・数えられないということは考えていないはずです).で,これを使用状況(このことを「文脈」とかcontextと呼びます)に合わせる形で,a, some, the... といった限定詞をつけたり,つけなかったり,複数形にしたり,そのままにしたり,と変化していくわけです.で,このcontextというか使用状況に合わせて英語のセンテンスというものができていく過程は,やっぱり「意味順」のほうが「5文型」よりも実際の英語感覚に近いんじゃないかな,と思います.

「(限定詞)+(形容詞)+名詞」が名詞のカタマリを形成しますが,「(助動詞)+動詞」で形成される「動詞のカタマリ」についても同じことが云えます.これも,tense/aspect(動詞の時制と時間の幅)もはっきりした形がないものをcontextに合わせていく感じです.文法事項そのものというのは,あまり英語使用経験によって差は出なくて,そういう経験がなくても文法知識は身につきます.しかし,結局,この適切な状況に形(文法)を選ぶというところで使用経験の差が出るような気がします.ぼくは「意味順」がこの使用経験に近い疑似体験を与える機能があるのではないか,と期待しています.

で,もちろん「副詞の働きをする長〜いカタマリ」である<かかってつなぐ接続詞+S+V(このことをclause,節と呼ぶのですが,個人的には句も節もまた定義しなければいけないのであまり使わないようにしています)>を使う「仮定法」「比較」,それから「形容詞の働きをする長いカタマリ」である「関係代名詞から続くカタマリ」なども結局,センテンスをcontextに合わせる難しさなわけです.残念ながら,ここでは詳しく書けませんが.

で,結論を戻せば,「意味順」と「5文型」の違いは,前者はどちらかというと文構造を意識させない文構造の学習法みたいなところがある,ということです.狐につままれたような話かもしれませんが.

Kicking the bucket. また絶版

books TOEIC

 この本が絶版になりました.

CD付 TOEIC(R)テストおまかせ730点!

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 でも,この本は絶版になった下の本を復刊させたので,変な気持ちです.

TOEIC(R) TESTおまかせ!650点  (ユーキャンの資格試験シリーズ)

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 ただ,今回は,新形式問題に対応するために加筆修正を行なってまた新しい本が出ています.林功さんの文法の本のように,出版社を渡り歩いても生き伸びていけるぐらいにこの本も強くなってほしいな,と思ったりします. 

【新形式問題対応/CD付】 TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST おまかせ730点!

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