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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

1-1 Word Order Rules!—英語は語順が大事

(註・これは今書いている本の原稿として執筆したものですが,大幅に全然別の切り口から書き直すことにしたのでここに載せることにしました) 

Target Pattern

X On Sundays, Kenji the guitar with Keigo for fun at home plays.

-> Kenji plays the guitar at home on Sundays with Keigo for fun.

(日曜は,KenjiはギターをKeigoと遊びで家でひいたりする)

 

Learning Points

 

英語は語順で意味が決まる

語順に柔軟な日本語と違って,英語は語順に厳しい言語であり,正しい語順で並べていないと意味が通りません.英語学習の初級の段階では,初級者は英語のセンテンスをつくらなければいけないとき,次の2つの解決策を取りがちです.

❶ 自分が覚えているセンテンスを部分的に変えて新たなセンテンスをつくる

❷ 日本語で考えた順番で,英単語を並べてセンテンスをつくる

どちらも初級者なりの合理性に基づいたものとは言えますが,❶では自分が作りたい内容と似たセンテンスを覚えていないときには使えません,そして❷の場合,英語の語順を無視して英語の単語を並べても意味は通じないという問題が起きます.

 

意味順=英語の語順どおりに意味ごとに語句を当てはめてセンテンスをつくるメソッド

そういう初級者のためにセンテンス作りの助けになるのが,*意味順ボックスです.意味のまとまりごとに以下の意味順ボックスのそれぞれのスロットに語句を入れていくと意味の通じる英文ができあがります.

 

Who

だれ

Does/Is

する・です

Whom

だれ

What

なに

Where

どこ

When

いつ

How

どう

Why

なぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめの「日曜は,KenjiはギターをKeigoと遊びで家でひいたりする」を考えてみましょう.

Who? (だれについてのセンテンス?) -> Kenji

Does? (どうする?) -> plays 

What? (なにを?) -> the guitar

Where? (どこで?) -> at home

When? (いつ?) -> on Sundays

How? (どう? どのように?) -> with Keigo

Why? (なぜ? 何のために?) -> for fun

 

そして,上の意味順ボックスにそれぞれの語句を入れていくと次のようになります.

Who

だれ

Does/Is

する・です

Whom

だれ

What

なに

Where

どこ

When

いつ

How

どう

Why

なぜ

Kenji

Plays

   the guitar

at home

on Sundays

with Keigo

for fun.

 

いくつか例を見てみましょう.

 

Thomas Edisonは電球会社を1881年にNewarkに設立した.

Who

Does/Is

Whom

What

Where

When

How

Why

Thomas Edison

Established

  an electric light company

in Newark

in 1881.

 

 

Thomas Edison established an electric light company in New York in 1881.

 

婚約者が昨日宝石屋さんで私に指輪を買ってくれたの.

Who

Does/Is

Whom

What

Where

When

How

Why

My fiancé

bought

  me a ring

at a jewelry store

yesterday.

 

 

My fiancé bought me a ring at a jewelry store yesterday.

 

 

Asamiは学校が終わって家に帰る途中,食べ物を買うために食料品店に寄った.

Who

Does/Is

Whom

What

Where

When

How

Why

Asami

dropped by

  a grocery store

on her way home

after school

 

to buy some food.

Asami dropped by a grocery store on her way home after school to buy some food.

 

学習者が語順の誤りをするのは,かならずしも文法知識がたりないからではなく,自分の言いたいことを英語のセンテンスにしていくときは,<センテンスの構造=形(form)>よりも<自分の言いたい内容=意味(meaning)>に注意が向くのは自然なことだからです.意味順ボックスが優れているのは,このボックスだけを意識すれば,英語の語順に沿ったある程度通じるセンテンスを作れるようにデザインされているからです.

Spring has come. そろそろ新学期です.でも,そんなの無視してこれを読んでください.

学生の方は新学期を迎えることになります.同時にぼくのようにそういうものと縁がない人間も,年明けではなく春というのが始まりだと思います.で,この時期に新たに英語の勉強を始めようとする人もたくさんいるのでしょう.雑誌『プレジデント』の別冊でTOEICのスコアごとのアドヴァイスをしていたりするのもあります.

 

でも,ここではそういうことはあえて書かずに,1冊そういうのと全然関係ない本を紹介します.気づかなかったのですが,今月(もう終わろうとしているけど)出たようです.復刊された小説です.以前は,講談社文庫から出ていましたが,ずっと絶版になっていました.

僕の殺人 (徳間文庫)

僕の殺人 (徳間文庫)

 

 1人称の小説の主人公というのは自意識過剰かつ繊細でないと語りにリアリティーが感じられないとつくづく思うのですが,この小説の主人公はまさにそういう感じで,ストーリーもクライマックスもよく練られているな,と感じされられたのを覚えています.

ぼくは本をじっくり読むことというのはそれほど人間にとって必要なスキルとは思っていません.仕事で忙しい人が本を読む気になる気がないというのはわかりますし,その他のエンターテインメントが発展して,本が読まれなくなるとしたらそれはそれで良いのではと思ったりします.読書の大切さを説く人を見るとどちらかというとゲンナリするタイプの人間です.まあ,そんなぼくがあえて読んだほうがいい小説のひとつがこれでしょうか.

Cohesion and coherence 「つながり」と「まとまり」を求める人々

インターネットで検索をするとわかりますが,cohesion, coherenceという言葉は実際「地域のつながり」とか「ティームのまとまり」という文脈でも使われます.だから,これに「つながり」と「まとまり」とそれぞれ当てるのはいい訳語だと思います.

 

で,『【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック』にこれを使った部分を結構気づいてくれた人がいたようなのは光栄です.SNSなどでせっかく勧めていただいたのに,Amazonアルゴリズムが追いつかず,「2〜4週間以内に発送」という表示になっているので大変申し訳ないです.

 

ところで,「つながり(cohesion)」と「まとまり(coherence)」という概念の大事さを解くのも書き手としてはそんなに易しいことではないんですよね.どうやって「つながり」を出すのかということで,指示代名詞(demonstrative pronoun)や<限定詞(determiner)+名詞>を書いても,そんなの当たり前じゃん,と通り過ぎるので,自分が英語を生み出すときにそのように書けるのかはまた別の問題なので,どっちかというと,前のセンテンスを受けて,2つ目のセンテンスを「つながり」を生む語で書き始める練習を延々と続けた方がいいのですが,実際そういう作業は本にはできないわけです.いや,Connecting for Coherence: A Guide to Building Sentences With Syntax and Logic (Writing Style)のような本は洋書だけで,和書でそれをやると解答がない,ということでなかなか上手くいかないわけです.いま書いている本も共著者の先生がちょっと困っているみたいです.学校だと先生が見てくれるのでいいのですが,でもそういうタスクを課すのが嫌いな先生もたくさんいるので,何とも云えません.だから,本を書いているわけで.

 

ただ,これを書きながら頭を少しよぎるのはライティングやスピーキングの本を書いて「つながり」や「まとまり」を書くよりも世の中の極少数の人が「つながり」と「まとまり」そのものの本を誰かが書いてくれることを求めているのかな,なんて思います.書けば書くほど,結局それって何なの? という話になるようです.「文法」は大事だ,と云ってもあまりその文法を定義しようとする人がいないのに,なぜ「つながり」と「まとまり」は明確に定義されなければいけないのだろう,と思ったりもするのですが,それは逆に用語が定着していないが故に求められることなのでしょう.多分,ぼくは書くことがないし,そういう出版社が現れるとはとても思えないのですが…

How can we be on the edge? 最先端だけを追いかけても

 おそらく東京の大手書店では,明日が発売日になると思います.

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

 

 この本は,TOEIC対策本ながら「つながり(cohesion)」「まとまり(coherence)」についてコンパクトな説明がこんな風に入っています.ただ,去年出した『【新形式問題対応/CD付】 TOEIC(R) LISTENING AND READING TEST おまかせ730点!』にも入れたのですが…

f:id:outrageous2007:20170313230206j:plain

新形式になってからさらにPart 6が「つながり」「まとまり」そのものになってきたことは明らかなので別に変わったことをしたとは思いませんが.

ある一部の人たちを除いては,「つながり」「まとまり」や「意味順」はまだ一般の人には(もちろん一般の英語学習者という意味です)それほど認識されていないと思います.意味順ノートがKYOKUTOから出ている今でさえもです.だって,「瞬間英作文」はおろか「TOEIC」の認識もそんな高いわけではないですから.少し危ないことをいうと,政治活動を左,右のいずれでもいいですがデモに参加するぐらいに関心を持っている人(その是非は書きません),は「世論=自分が信じている側」と感じるようですが,それは自分がそういう情報を無意識のうちに選んでいるからで,多くの一般大衆(hoi polloi)というのは日和見主義者であり,あーこっちが良さそうだ,という感覚でその度その度に政治的選択をするに過ぎません.それと同じで,いつもいつも文構造ばかり考えている人は,「5文型」派の人が「『意味順』と云っているけれども却って混乱を招く」と自分たちの領域が脅かされるようなことをいうのをたまに耳(目)にしますが,まだそこまでは行きません.で,冷静に見れば「意味順」派の人が思っているほど,定着していないのではないか,と思います.

キョクトウ 意味順ノート 横罫 CF01FA

キョクトウ 意味順ノート 横罫 CF01FA

 

とりあえずは,もう少し多くの英語の先生や(元)中高生がこれ(↓)を読む感じになってくるといいなと思います.その後でた『「意味順」で中学英語をやり直す本』『意味順英語学習法』及び『NHK基礎英語 中学英語完全マスター「意味順」書き込み練習帳 (語学シリーズ)』(これが1番売れているようです)の方が意味順ボックスの使い方は洗練されていますが,この本(↓)が一番広く英語のしくみを扱っているので,個人的にはまずこれを読むことを(覚える必要はありません)お勧めします.

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

 

 で,「つながり」「まとまり」から「意味順」に話が大きく逸れてしまいましたが,誰かが本当はメディア(ENGLISH JOURNALとか)に出てくれてこれらの話題を述べてくれるといいんですけどね(他力本願)….

Live your own life! そろそろかな

何十年も前のことです.ぼくはその当時,編集の仕事をしていました.その時,ある人が「俺たちの仕事というのは砂の山を崩して,ふるいにかけて,また同じ砂の山を作る仕事なんだ」ということを云っていました.

いや,それって意味ないんじゃ,とそのときは思いました.で,その後,何十年とときは流れ,いま82歳のぼくがその頃からやってきたことはというとやっぱり砂の山を崩して全く同じ砂の山を作っているような気がするわけです.

ここで,云いたいのは,それが意味がある,という話ではなくて,むしろ逆です.ごく最近,みんなこれが意味があるようなことを云っているけれども,やっぱりただの無駄なんじゃ,とまた思い始めています.

一旦そう考えだすとすべたがくだらないです.まさに,「意味なんて何もないのさ」というニヒリズムに浸りたくもなる,というやつで.

で,砂の山を作る代わりに何をすればいいのか,というとそれはよくわからないんですが,まずはその場を離れて,本来したかったことをすればいいんじゃないか,と.で,砂の山自体は,これをいうとすごく失礼な云い方になりますが,どうせ誰か周りの人がよせばいいのに作るんですよ.だから,作る必要はありません.それにいざとなれば作れるはずです.まずはその場を離れないと.

なんてことを少し考えました.

 

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You should get it at a bookstore! 書店で本を買った方がいい理由

 いよいよこの本は刊行日を迎えたようです.そして,思いがけないことが,いや,予想通りのことが起きました.今,下(↓)をクリックしていただけるとわかりますが,Amazonでは現在入荷に1−2ヶ月かかるというような表示になっています.

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

 

 「え,何で?」となるでしょう.出版社の人はこのように教えてくれました.

Amazonの在庫発注システムは,過去履歴を参照した完全自動システムなので,特に過去履歴の無い新刊は,こういった表示になりやすいです.安定した販売ができるようになると,常に予測に基づいた発注が行なわれ,良い在庫ステータス表示が確保されるようです.

 簡単に云えば,コンピューターが売れ行きと予測のギャップに気づき,発注するまで在庫はないことになります.

 著者からすれば,せっかくの本を買ってもらっているチャンスが奪われている訳ですが,コンピューターに怒ってもしょうがないし,自分がAmazonで本をはじめものを買っているのであまり云えません.

 ということで,近くに大きな書店がある人はなるべく新刊は書店で買ってください.紀伊国屋のネット書店で買う手もありますが.ぼくの本だけでなく,どんな分野の本も.

 この本もおそらく同じ運命をたどるような気がします. 

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト800点攻略ルールブック

 

  とは云え,Amazonで購入した場合も,1ヶ月はかからないはずです.ただ,修正に1週間ぐらいかかるんじゃないですかね.Sigh...

 

Could you do me a favor? 少し試してみませんか?

3月10日にこの本が書店で発売されるはずです.つまり今日のことです.

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

【新形式問題対応】TOEIC L & Rテスト600点攻略ルールブック

 

 600点がどういう点数かは過去に書きました.仕上がり自体は,一応著者なのですでに手元にはサンプルが届いているのですが,シンプルによくまとまったと思っています.

ただ,このことが即売り上げにつながるかどうかはわかりません.ぼく自身,英語が,とか英語の教材が,というのとはまた少し別の話で,本自体とその売れ行きに興味があるので,もし,上の本,あるいはぼくが書く本に少しでも興味があれば,次のことをご協力いただけないでしょうか.

⑴この本が出ていることをどこかでご紹介いただけますか.ネットでもメールでも口頭で知り合いに話すのでもいいです.

その際,書名・出版社名・著者名はきちんと伝えてください.文字で伝える場合はAmazonなどのリンクを貼っていただけると有難いです.実は「XXさんが新しい本出した」というのは意外に他人に伝わらないものです.

⑵良ければ本屋さんに行って,この本の名前とタイトルを店員さんに伝えて,本があるかを確認していただけますか.

もちろん,本を買っていただければ嬉しいのですが,強制するのは良くないと思うのでしません.本当は本は中身で勝負しなければいけないと思うのですが,それより前に本の存在そのものに気づいてもらえない場合,上記の⑴⑵がプラスに作用するかを知りたいのです(とはいえ,マイナスに作用することはないと思います.ただ,「横ばい=影響が全くない」ということは考えられます)

ご自分でやっていただかなくても,知り合いに適切な人がいらっしゃる場合頼んでいただいても構いません.大事なのは,語学コーナーやTOEICコーナーがどこにいるか知っている場合も,一応店員さんに訊いてみて戴きたいのです.

ちなみに,⑵まで行ったら,買わなければいけないのか,という人もいるかもしれませんが,その必要はありません.ご自分が見てなんか違うな,と感じたら買う必要はありません.ただ,その代わり⑵で店員さんに訊くときは誠実な態度で接してください.ぼくは書店が好きなので,店員さんを不快にするのは本意ではないので.

でもし,

⑶本を購入する

という選択をしていただいた場合,もし可能なら,⑵で質問した店員さんに許可がもらえたら,写真を撮ってネットに上げていただけると助かります(「この本を買った」という内容だけでいいです.本の内容に触れる必要はありません).

次に何をして欲しいのかというと,

⑷一通り読む

ことです.教材なのでできれば使っていただきたいのですが,ぼく自身がそうなのですが,参考のために購入して目を通して(まあ仕事ですから…),問題を真剣に解くということはあまりしない人が沢山いることも知っています.一通り見ていただければ構いません.

その上で,可能ならば,

⑸本に挟んでいるハガキ・もしくは本に挟んである小さなパンフレットにある出版社のアカウントに気に入った点・改善点・誤字・誤植などがあればメールをする

ということをしていただければ光栄です

⑹この本に関する記事を書く

Amazonのレヴューを書く

ということをしていただいてもいいのですが,できればあまり早くそういうことはしないでください.普通に考えて,この本にひと通り目を通すのにはそれなりの時間がかかるはずなので最低でも本を買ってから1週間から10日はレヴューは書かないでいただけると助かります.ぼくはみなさんにいわゆるサクラを勧める気はありません.

ところで,星の数が少ない=評価の低いレヴューが沢山並ぶとがっかりする人もいるようですが,ある編集者が云うにはきちんとその本の特徴が述べられていれば,買おうとしている人(prospective reader/customer)はある程度合理的な判断をするそうなので,ぼくは星の数は気にしません.それよりなるべく主観ではなく客観的な記述をしていただけると助かります.

 

さて,時間と関心がございましたら,上記のことをお付き合いください.よろしくお願いします.ぼく以外の買おうと思っている本で同じことを試されても構いません(どこかで結果をアップしていただけると嬉しいのですが…).