Write to Do the Right Thing

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攻略法とスコア

最近はべつのことで忙しいので,実は昔より受験回数が少なくて本試験の英語をじっくり味わっていないのですが,問題作成者側がマスターしたかチェックしたい語彙だったり,表現・コミュニケイションの型その他はかなり原則通りのマトモなものだと思っています.ただ,対策本を書いている著者がこんなことを書いてはいけないのですが,いろいろ考えさせられることはあります.

ぼくはTOEIC Part 5のような選択問題をやめろとは思ってないませんが,あれは問題文を読んで空所に当てはまる語を推測してから,それと同じ選択肢を選ぶようにできてるんで,本当は先に4つの選択肢を見てはいけないんですよ.

点数には現れないし,そんなことを問題にしてもしょうがないのですが,選択肢を見る前に答えが浮かぶ学習者と選択肢を見てあのパターンだと考えて正解を選べる学習者の英語力は同じではないと思います.

ぼくの場合ですが,結構いわゆる攻略法というのはかなり器用か実は英語力が高くないと使えないし,なんか違うと考えながら実際のテストを受けて思いついたのが会話やトークの全体構造を押さえる,ということでこれがいまの考えになんとなくつながりました.

いつも思うのですが,指導法・学習法はそれぞれだし,ときどきどうでもいいのでは,と思うことはある.最終的にはどこに向かうのかが大事で.目標到達の確認方法のごく一部で しかない試験を行政側の権力によって導入しそれがあたかも英語学習の目標・目的のように錯覚させるのは大学入試であれ外部試験であれ気に入りません.

ちなみにテストがあれば対策をするのはしょうがないし,それは悪いことでもない,と思っています.その過程で限定された英語力も上がります.だから,990点何回も取ってるけどできませんというのもウソで,その人はTOEICで問われるジャンルの英語とそこで問われるタスクでのスキルはあるわけで,ただTOEIC外の英語に弱いか興味がないだけです.

怖いのはひとつの勉強法で集まった思想集団が政治におけるロビイスト的な権力をもつこと.これには危険性を指摘しておきます.

その危険な例ネット上に流れているTOEICのスコアに関する言論があります.基本的な大きな誤解は,スコアは高くても英語力が…というのを云い過ぎるのも変な話で一見ネイティヴのように流暢に話してるのに初めて受けたら890だっ た,ということもあるけどそれはテストを知り尽くした高得点者が云ってるだけで一般的には860は上級者です.ETSがAクラスにしてずーっと扱っていたわけですから.

英語やTOEICはネット上の議論がなかなか熱かった時期がありました(今も?)が,偉そうなことを少しだけ書いておきます.

人が議論をするときに,しなければいけないことは自分を譲って相手の意見に屈することでもなく,逆に力技で相手を自分の側に引きずり入れることでもない,と思っているのです. 相手の意見に賛成ではなくても一応はその立場で考えてみることで,自分自身の意見で何が本当に大事かを見極めることがまず第一のはずです.
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