Write to Do the Right Thing

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難度とは何か

Part にあまり関係なく、実際のTOEICなりその対策として使う模試や問題集でよく問題の難度、といいますよね。この「難度」ってなんでしょうね。ヒロ前田さんがどこかで、「公開テスト受験後に受験者が云う「今回は易しかった」「難しかった」というような感想は、(仮にそれが正しくても)相対的なものであって、当てにならない」と云っていました。それはまさにおっしゃる通りだと思いますが、その問題とは別にある試験の問題が易しいか難しいかという場合、少なくとも2種類の難しさがあると思います。 ここでは TOEIC 1回分まるまる(200問)ではなく、問題1セット(リスニングの Part 3のひとつの会話, Part 4のひとつのトーク、リーディングの Part 7 のひとつのパッセージ、他は1問)が他のものに較べて比較相対的に「難しい」「やさしい」というのはどういうことかを考えてみます。 あるアイテムが難しい場合、2つの可能性があります。 1)問題における英語が難しい これは語彙・文法が難しいのをはじめ、忘れがちな発音に惑わされる、スピードが速い、量が多い、その他、あくまで英語の問題です。これに対処するには英語力を上げるしかありません。ただ、TOEIC で試される英語力というのは限定的ですが。 2)問題作成形式が難しい これは上に対して、質問形式が難しいために、なかなか解けない場合を意味します。たとえば、リスニングでかなり完璧に聞き取れたはずなのに(註・多くの場合は完璧に聴き取れているとするのは幻想ですが、そのことはいちいち突っ込まないでください)、問題が解けないときは聴いているときは「これはたぶん重要な情報じゃないから聞き流して、頭に情報を溜めなくていいだろう」と思っているところを訊かれたりしている可能性があります。 TOEICを教えたり、対策本を書いたりしている人たちが「これは素直な問題」「いやらしい(ひねった)問題」というのはこの問題のことを云っているんだと思います。なぜ、「思います」と書いて云い切らなかったのかというともうひとつの可能性があるからです。これは、いわゆる「攻略法」「テクニック」と呼ばれているものがそのまま使えるかどうかということ、を言及している可能性があるからです。この場合、多くの考えなければいけない課題が横たわっているような気がします。 機会があれば、初級者あるいは入門者(あまりスコアの話をするのは嫌なのですが、現在200点前後のスコアの人)のためのTOEIC本を書きたいのですが、実際のテストと同じような問題にすると上記の問題の 1) で困ったことになってきます。たぶん、これらの人が『公式問題集』(Vol. 3, Vol. 4がおすすめです)をやってもちんぷんかんぷんのような気がします。 ただ、ではその人は基礎が大切だから、別の勉強もというのは違うような気がするので、いち早くもっと実践的な教材を使えるように最短距離で基本的なことを学習する教材があったほうがいいと思います。 U-CANの対策教本はじめて編FOR THE TOEIC(R) TEST 別の事情で、上(↑)の本に目を通したんですが、その意味ではこの本の問題よくできてますね。TOEICっぽいのに語彙や文構造が易しくなっています。ただ、量が少なすぎるのが残念ですが。 こんな感じの(あるいはもう少しさらにやさしいぐらいの)問題が章末の練習問題と基本的な項目の学習がセットになったような本が作れればなあと思う今日この頃です。実は企画書はあるのですけど、まだ誰にも見せていません。
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