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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

覚えた英文を別の英語にしてみる

英語を実際しゃべるときは、どんな構文や単語を使っても通じさえすればいいのです。しかし、使える駒が少ないと、ひとつの構文や単語がでてこない、知らないことで止まってしまいます。これでは、会話をすることができません。 そこで、普段の練習からひとつの事柄をたくさんの云い方でいう練習をしておきます。 たとえば、
(1) Jennifer has a lot of boyfriends.
という英語があったとします。これを10個以上の云い方で云い換えてください。ちなみに、このことを英語ではparaphraseするといいます。おそらく、ネイティヴ用の国語(English, Language Art)の授業でアメリカ人はこういう練習をしていると思います。 さて、どう云い換えますか。まず、「…がいる、ある」という意味でhaveを使ったのですから、これはthere構文に書き換えることができます。
(2)*There are a lot of Jennifer's boyfriends. (3 )There are a lot of boys around her.
ちょっと不自然ですね。たぶん上の方は誤文でしょう。では、 こうしてみましょう。
(4) There are a lot of boys who go out with Jennifer. (5) There are a lot boys Jennifer goes out with.
そうですね。上は、
(4') There are lots of boys going out with Jennifer.
にしてもよさそうです。しかし、考えてみれば、
(6) Jennifer goes out with a bunch of buys.
と云ってしまえばいいことに気づくこともあるでしょう。ちなみにboyfriendsがたくさんいるっていうことはどういうことなんでしょうね。friends who are boysがいるのとは違いますよね……。
(7) Jennifer is loose with guys.
と云ってしまう人もいるでしょう。でも、男の人が良ければそれでいいという考え方もあるでしょうね。
(8) A lot of guys are always around Jennifer. (9) Jennifer is liked by guys. (10) Jennifer is very popular among a lot of guys. (11) A lot of guys come (around) to Jennifer. (12) A lot of guys (would) go for her.
この中で(8)は考えてみれば、(4)のthere構文の文に近いですね。はじめからこうすればよかったのかもしれません。 (7)に戻れば、こんな英文にしてしまうこともあります。
(13) Jennifer sleeps with a lot of guys. (14)* Jennifer lies with lots of guys. (14') Jennifer lays a bunch of guys.
これは、a lot of boyfriendsという表現が、どうしても
(15) Jennifer has sex with a lot of guys. (15') Jennifer is very sexually active.
という内容を連想させるからです。この流れで、スラングに行ってしまえば、
(16) Jennifer's a skank. (16') Jennifer's skanky.
などとやっていくと、いくらでもできてしまいそうですが、女性の罵りスラングを紹介するつもりはあまりないので、こちらの方向にはこれ以上行きません。 ところで、ぼくはかなり初めの方から、意識的に date という単語を使うことを避けていました。(4) (5)あたりで「デイトする」という単語では to go out を使いました。実は使ってもいいんですけど、難しいんですよね。date は名詞で「(つきあっている人との)約束」という日本語と同じ意味もありながら、「デイトする相手」という意味もあります。だから、
(17) Jennifer has a lot of dates.
はどっちだろうということになります。もちろん、動詞の用法もあります。
(17') Jennifer is dating a bunch of guys.
さて、ここで、(1)から(17)までの英文をよく味わうと少しずつ違ったことを云っています。まあ、形式が変われば意味が変わるのですから仕方ありません。ただ、実際のcommunicationでは近いことを云って何とか通じさせるしかありません。これを to modify the meaning(s) といいます。 さて、いままでの paraphrasing を少し見てみましょうか。(1)(6)(7)(9)(10)(13)(15)(16)は Jennifer が主語の文です。ひとつの paraphrase する基本技術として「主語を変える」というのがあります。(8)(11)(12)は (a lot of) guys が主語になっています。 あとは「動詞を変える」という方法もありますね。「be+形容詞」「have+名詞」など典型的な動詞patternがあることがこの練習をするとわかってきます。 その他は突き詰めると単語を入れ替えるということになります。たとえば、(15)で sex という単語を使うのは少し躊躇(ためら)ってしまう人が多いと思います。ぼくもそうです。それでは、romantic relationship という単語ならどうでしょうか。
(18) Jennifer has romantic relationships with lots of guys.
ここで、いまちょっと書いた「動詞を変える」というのをやってみましょうか。
(18') Jennifer is in romantic relationships with lots of guys.
TOEICなどではこういう問題は出ませんが、to have をすぐに、To be in, to be with に書き換えられるようになってくると英語の運用能力がかなりついたことの証明でもあります。 「態を変える」というのもあります。
(18'') A bunch of guys are involved in a romantic relationship with Jennifer.
ここで there構文に戻る方法もあります。
(18''') There are romantic relationships between Jennifer and a lot of guys.
実は、(18")の中から involved という単語を取り除くと、
(18'''')* Lots of guys are in relationships with Jennifer.
のような(18')の主語と目的語を入れ替えただけの文になりますねえ。これはちょっと不自然かもしれませんね。しかし、(18")の文を眺めながら、あるいは音読しながら、なんてJenniferもてるんだろう、なんて考えていると、
(19) A lot of guys are into Jennifer.
この be into は映画や『フレンズ』などの海外ドラマでもたびたび見る口語表現です。インターネットから面白い例文を見つけたので、載せておきます。男性としては悲しい例文かもしれないですね。ただ、英語学習では not as... as の勉強にもなるお得な例文です。
... somehow maybe she’s not as into you as you are into her, or not ready to be...
というわけでいくらでも出てきます。「どんなふうにも表現できる」「しかし微妙にニュアンスは変わる」という2つのことを考えながらこの練習を取り組むと英語力はぐーんと伸びますよ。まだ、他にもたくさん書き換えられるかも知れません。でも、まあ、このくらいでいいでしょう。 あ、やっぱりだめです。大事なことを書き忘れました。この状況で、自然に響くかどうかは知りませんが、このような paraphrasing の練習をするとき、可能ならば、inanimate subject(「もの・こと」が主語)の構文を作ってみてください。(18)の romantic relationship という単語を主語にしてみます。
(20)* A romantic relationship always arises between Jennifer and guys around her.
多少、動作性が生じることが感じられますね。このような構文は意識して作らない限り日本人には作れないと思います。ただ、この文は多少不自然ですね。これならどうでしょうか。
(21) A new romance continuously happens to Jennifer.
continously の代わりに one after another を使って、
(22) Jennifer's new love story begins one after another.
なんていうのは、どうでしょうか。まあ、こういう構文も大学受験の指導で見られる「動詞の部分も副詞的に和訳する」とか云っていないで、意識的に、動詞を使うことによるきびきび感を自分で英文を作ってみることで味わうことが、構文を本当の意味でものにすると云えるのだろうと思います。 いつのまにか、20以上も文を作っていましたね。このように、どこか隙間時間ができたときに文法なり会話なり単語の勉強の中で暗記した文を別の英語で云えないか、考え、実際に英文を作ってみる(頭の中でもいいのですが、周囲に誰もいなければ、あるいはいても気にしなければ声を出して云ってみる)ことをお勧めします。そのうち、このことが input に相乗効果を生むこともそのうちわかるでしょう。。