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屋根はかたむいています

新TOEICテストBEYOND990超上級問題+プロの極意

新TOEICテストBEYOND990超上級問題+プロの極意

  • 作者: ヒロ前田
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本

上(↑)の本をいまパラパラと見たり、CDを聴いてみたりします。 ぼく自身はいま3冊目のTOEIC本を書いているとはいえ、TOEICばかり教えているわけではないので、TOEIC出版事情ばかり詳しくなってもしょうがないので他の人の本はそれほど読みません。が、今回は例外です。 世の中にはTOEICで有名な著者やいい本を書く人がいると思いますが、その中でもヒロ前田さんは別格。名前を最初に知ったのは、確か、まだTOEICについてほとんど知らなかったころ、たまたま書店でパラパラとめくった本の著者の写真が昔同じ職場で働いていたアメリカ人のAaron(仮名)そっくりで、 「えー、Aaronのやつこんな偽名使って本を出しているよ、びっくり」 と思った(後で別人と判明)のですが、確かその隣に映っていたのが最初だったと思います。このときに名前を覚えたのがきっかけとなってブログとかを注意して読むようになりました。本も何冊か持っています。ただ、一番有名な『…の技術』は数週間前たまたまレッスン先の駅の近くにあった某有名古書チェーンで100円で売っているのを見つけるまで目を通してもいなかったのですが…… まあ、それはともかくこの本です。TOEICに出る問題の中で
「屋根はかたむいている」
はもうすぐ出る自分の本にも入れました。
「人々は水の上で遊んでいます」
は難しすぎるので入れませんでした。また、正解の文に使われているその単語は今度の本の共著者ネイティヴによると普通ピクニックのときなどに使うらしいので、990点本でないので一般的な用法でないものをあえて入れるのはどうかと思われたのでやめました。今後のテストで同じセッティングでのみ、この単語が使われるか非常に興味があります。今までなら
People are eating outside.
というような状況で、例の単語を使った文でも表現できるようなので。 ナレーター9人も使っているのが、4人でどういう組み合わせで編集の人に希望を出すか考えなければいけない立場としてはうらやましいです。もし、5人使えるなら、ディレクションだけ前の本を出した時にうまかったChris Koprowskiさんに読んでもらって、残りは、また新しいナレーターさんに読んでもらいたいなと思いますが…… でもこの本でも不思議なことにアメリカ人女性の吹き込みはないんですね。今回、ぼくが今度出す本とこの『BEYOND 990』とかぶっているナレーターは1人だけ。本来ならば当たり前なことですが、実際はこういうことは珍しいのでは、と思います。実際、前だした『600点押さえドコ』とは3人かぶっています。 あと、これはヒロ前田さんの本に限らず、アルクの本は全体的に英語のフォントが読みやすい。同じHelveticaを使っているはずなのに、細さや形が微妙に違うのか、日本文の説明の中に英文や英単語が挿入されている部分もなぜかフォントが他のものよりきれいに見えるから不思議です。 本を書く立場としては、他動詞の訳語をどう扱うかも気になったので確認しました。
[他動]~をつぎこむ
のように「~を」「~に」の部分は入れているようです。『600点押さえドコ』でもそうなっているのですが、他動詞・自動詞の用法があるもので「XXする」と訳語が変わらない動詞もかなりあるのでぼくは今回なるべくこの「~」を避けました。今度出す本も編集者さえOKしてくれればなるべく使わないで済まそうと思っています。
is being / has been
の聞きとりにイギリス系のナレーターが使われていますね。これは結構厳しいです。アメリカ英語だと最後の子音聞きとり区別できなくても母音の質が明らかに違うのですが、イギリス英語ではbeenをbeanと同じように発音する人も少なくありません。だから、それだけ難しくなります。 中級で730ぐらいがとりあえずの目標の人でこれを聴き分けるなら、アメリカ英語でとりあえず練習するのも一法だとは思います。 ほとんどまともな本の紹介になっていないですけど、高得点を狙う人にとっては極めて魅力的な本であることは間違いないです。
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