Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

基本とは何か

あなたは、以下のやりとりを自然に感じますか?

A「TOEIC 今度受けるんだけど、何やったらいいんじゃないかな」

B「『公式問題集』だよ、キホンでしょ」

この「キホンでしょ」でいう表現よく聴きますね。「常識」とか「当然」とか「当たり前」っていう意味ですかね。ぼくは、もしこの会話に出会ったら少し当惑します。

ぼくがAさんなら、

What does it mean?

と訊いてしまうところです(なんで英語なんだ……)。それはそうと、こう云う会話のとき、Aさんがあまり「どういうこと」とか訊くことはないようですね。これは、ぼくが書店でいい教材がでていないかチェックするときに近くで生じている会話をさりげなく聴いていると、Aさんは、安心して『公式問題集』を買っていくという、いいんだか、悪いんだか、解らない展開になることが多いです。

そう、ぼくが気になるのは、何を基準にBの人、「キホン」っていったんですかね。Bさんにとっては、『TOEIC公式問題集』(一応、Vol. 1からVol. 4まであります。Vol. 1は少し最近の傾向とずれているという噂があります。Vol. 4は結構本物に近いようですが,少し難しいかなと思います.Vol. 5が遅かれ早かれでるという噂もあります)がいい本だと信じる十分な理由があるのでしょう。それは、ある程度推測できます。まあ、いい加減ですけど、こんな感じですか。

TOEIC 本試験の ETS が作った模試なので、実際の試験に一番近い

試験対策では、まず試験がどのようなものかを知ることが重要

それには、過去問や試験に近い模試を実際にやってみることが大事

同時に弱点を見つけて、それをつぶす作業が必要

でも、このこと解ってたら、Aさん、質問したりしないんですけど、というのがぼくの疑問です。

常にある情報に触れている人間にとっては、そうでない人にとってはまったく知らない情報もなぜだか共通理解(common sense、なんか日本語の「常識」という訳語は嫌いです)と考えてしまうようです。

結構このことをよくレッスンの現場で感じますね。何度も、TOEIC受験をしているTOEIC対策クラスを担当したとき、「どのパートが難しいですか」のような質問を受講生にしたら、「『パート』って何?」という反応をされました。このことは、TOEIC だけのことでなく、たとえば、ある最先端の情報をインターネットで拾っている人には、『日経』だろうと『朝日』だろうと新聞に載っている情報なんてくだらなくて読めない、と感じられると思います。というか、最近は新聞すら読まない人間(あ、自分のことか)も結構いるのでタイムラグはかなりになってしまうと思います。

ついでに云うなら、『公式問題集』がすべてのTOEIC対策者にとってベストな学習教材かどうかは知りません。お金がある限り買うのは悪くないと思いますが、やってみて、お手上げで、とても解説を見ながらでも薦めていくようなレヴェルになければ、いったんそれから離れて、リスニングの基本を身につけるとか、語彙や文法の基礎を固めるとかそういうことが必要になってきます。

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