Write to Do the Right Thing

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「仮定法現在」じゃなくて「ただの条件をあらわす文」

野球のテレビ実況中継などで、交代した野手を紹介したら、そこにたまたま打球が飛んで、アナウンサーが「本当に変わったとこにボールが行くものですね」と昔よく聞きました。昔、と書いたのは、最近はそれほど野球実況を見なくなったからです。
野球の場合も交代した選手のところに打球が飛ぶっていう法則があるんです!
ここパンチ佐藤さんも云っています。 それは、そうと似たような現象が英語学習でも起こりますよね。たまたま勉強して覚えた単語がぜんぜん違うところで出くわしたとか、そういうこと。まあ、たぶん、これは、錯覚だと思います。野球も英語も意識がそこに働いているのですごい偶然が起こったような気がするだけで。 それはそうと、本当にたまたま、TOEIC満点&アメリカ移住への道を見ていたら、最新記事で仮定法について述べられていました。この前のTOEICで出たんですね。ぼくも受験したのですが、別フォームだったようです。記憶はありません。その後、手に取った来週の研修で使うテキストをぱらぱらめくっていたら、なんとなく仮定法の部分を開いていました。そして、次の部分でぼくの目が止まりました。
If I have enough money, I will / can / may go shopping.
を仮定法現在と書いてるんですね……
I'll be shocked if she accepts the deal.
こういうように、従属節に現在形が使われていて、主節に will, be going to が使われているようなタイプの文は仮定法現在ではなく、ぼくは、「ただの条件をあらわす文」と読んでるんですが。 Practical English Usageが、このタイプの文をMorite2さんの記事にあるような「仮定法過去」「仮定法過去完了」と3点セットにまとめているのは、知っていました。こんな感じです。
"first conditional" if + present --------------- will + infinitive If we play tennis --------------- I'll win
でも、仮定法現在ではないだろう、と云いたくなります。以上愚痴です。 ……とここまで書いて思い直しました。愚痴を云っても仕方ないですね。
The comittee recommended that the plan be reviewed biennially. We ask that you not engage in that activity on our website.
のように、命令・要求などを表す動詞群のthat節中で、原型が使われるものが普通は仮定法現在です。で、どういう動詞が使われるのかというと、
advise, ask, demand, insist, recommend, request, urge
だと、The Grammar BookというアメリカのESL教師にとってはバイブルのような本に載っています。It is +形容詞でもこの形をとれることもあります。
It is important that she be able to meet her teacher and see her classroom a few days before the start of school. “It is imperative that we continue to move with speed to help make housing more affordable and help arrest the damaging spiral in our housing markets, just as we work to stabilize our financial system, create jobs and help businesses thrive.” (Timothy F. Geithnerthe, the Treasury secretary)
まあ、英語学習としては、これだけ知っていればいいのですけど、ちょっと横道にそれます。このアメリカ教師用の文法書では、仮定法現在のことをsubjunctiveという言葉を使っています。フランス語でもまったく同じような文法事項があって、それをsubjonctif (フランス語の形容詞)といいます。そして、これは接続法と訳すことになっています。そして、英語の仮定法と呼ばれる形は、conditionnel, mode conditionnelと呼びます。これは、条件法として訳します。 さて、英語も最近の文法書は、フランス語と同じように、日本でいう仮定法過去、仮定法過去完了にconditionalという語句を使うことが最近では多いです。しかし、それでは、最初にぼくが「ただの条件をあらわす文」を含んでしまうので、imaginative conditional sentencesなどと注意深い言葉遣いをしていたりします。 しかし、文法学者によっては、仮定法過去、仮定法過去完了などでもいわゆる仮定法をsubjunctive moodと呼ぶ人もいます。それは、ここを読んでいただければ分かると思います。 ということで、まあ、用語が錯綜(さくそう)しているのは確かです。だから、カリカリするのはストレスの原因にもなるのでやめることにしました。 さて、おまけ。英語圏に長く住んでいた人にとっては当たり前すぎる話ですが、高校の文法の授業などでは、
If I were a boy, I wouldn't have died my hair blonde. If he were my husband, he'd be dead.
と、主語が単数でもwereを使わなければならないように習い、アメリカでも規範としてはそういうことになっていますが、実際は、
If I was a guy, I wouldn’t have dyed my hair blonde. If he was my husband he'd be dead.
になることが多いです。ときどききちんとした英語を話す人でしっかりwereを使っているのを聴くと結構感動してしまいます。ついでに、ネイティヴにとっては、あえて、キレイな従属節と主節があるような仮定法を使う場合は、結構、節がいくつか連続することが多いようです。下(↓)のように。
If I cheated on my boyfriend or if he was my husband and I cheated, I would definitely tell him about it.