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Write to Do the Right Thing

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受験英語の「書き換え」と paraphrase は同じ?

speaking
人気ブログ『TOEIC満点 & アメリカ移住への道』のMorite2さんが、去年の東京大学の入試問題をこのエントリーでご紹介なさっています。書き換え問題が出ていますね。 個人的な感想を云えば、この問題自身はそれほど悪くないと思います。いたずらに難しくないですから。 ぼく自身は、「ある英語を別の英語で云い換える練習をする」というのは非常にいい学習方法であり、ひとつのことがらを複数の英語で云えるということは、その人の英語力が高いことを示していると信じています。ひとつの単語を知らないばかりにある構文が使えなければ、即座に別の単語を組み合わせて違う構文の文をつくるということは英語を実際話すとき、書くときに必要な能力だからです。 この、云い換える、ということを英語で paraphrase といいます。LAADの定義は次の通りです。
v. to express in a shorter or clearer way what someone has written or said. n. a statement that express something that someone has said or written in a shorter, clearer, or a different way.
より短く、わかりやすくするという発想がネイティヴにはあるようですね。 ただ、ぼくが考えることは、受験英語で要求される書き換えと英語学習における paraphrase はビミョーに違うと思うんですよね。後者が通じる限り何でもありなのに対し、前者は、結構決まり切った「書き換えパターン」に沿った答えを要求しすぎているような気がします。 例えば、下の問題を見てください。
(a) It's extremely rare for her to miss class. (almost) (b) She __________________class.
almost という条件がなければ、
(b') She hardly/rarely/seldom misses class.
にできそうです。さらに、class が単数になっているので、
(b') She attends almost all of her classes.
はだめです。あ、と思ったら、
(b"') She almost always attends class.
とは、云えるか。これだと東大は正解にしてくれるのかな。 もう1問やってみましょう。これも、Morite2さんのブログからの引用です。
(a) His eyesight is so poor that he can hardly read. (such) (b) He _____________________ he can hardly read.
これも such がじゃまで、
(b') He has very poor eyesight, so he can hardly read.
というズルができない(笑)。でも、英語を話すときはこれでいいと思うんですが。また、構文を書きかえるなら、
(b") He can hardly read because of his poor eyesight. (b"') The reason he can't read well is that he has got very poor eyesight.
みたいな文を書ける人のほうが高い英語力があると個人的には思います。 ちなみに、(b"') の that は、because にしたくなりますが、一応ダメになります。しかし、話言葉では、ネイティヴのほとんどは because にしているんじゃないでしょうか。この(b"')だと、たぶん、「頭が悪いんじゃなくて、目が悪いから、読むのに苦しんでるんだ」ぐらいの感じになるのかな、と思います。 と、勝手な試験私見を書きました。個人的には、なるべく自由に paraphrase させて、微妙なニュアンスをくみ取りながら、採点者が○か×じゃなくて、細かい点をつけてあげられるといいのかな、と思うのですが、それでは時間がかかってしまうから無理なんでしょうね。