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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

空所問題をどう作るのかということを考えてみます

本当は英会話についてのエントリーをもっと増やしたいのですが、それはちょっと頭の中にある考えを整理している段階です。代わりにあまり英語そのものが本当にできるようになることとは関係ないながら、文法や語法についてなぜ日本人英語講師たちが詳しくなっていくのか、ということを書いておきます。まず、下(↓)の英文を見てください。 Source: http://maxkeiser.com/about/
Max is presenter of “The Oracle with Max Keiser” on BBC World News, which aired every Friday from January 9, 2009 through March 2009.
この英文を使って、TOEIC Part 5 のような空所補充をつくるとしたら、どこを空所にしますか。ここでは、別にTOEIC ぽいか否かはあまり考えないことにします。ちょっと自分で考えてみてください。で、そのあと、続きを読んでください。 当たり前のことながら、当然、最初に正解の文があり、それをもとに誤答の選択肢をつくるはずなんです。ぼくは、最初、presenter が目についたので、
Max is ------- of “The Oracle with Max Keiser” on BBC World News, which aired every Friday from January 9, 2009 through March 2009. (A) presenter (B) a presenter (C) the presenter (D) presenters
という問題をつくることが一瞬頭をよぎりましたが、これは、ダメです。(B)(C) が誤答であることを説明できないからです。当たり前のことながら、どこかから英文を取ってきたからと云って、他の選択肢をあまり考えないで作っても、かならず誤答になるか、というとそういうことではないのです。したがって、却下。 次に、
Max is presenter of “The Oracle with Max Keiser” ------- BBC World News, which aired every Friday from January 9, 2009 through March 2009. (A) in (B) on (C) with (D) at
ができそうです。これは割とうまくいきそうです。さらに、
Max is presenter of “The Oracle with Max Keiser” on BBC World News, ------- aired every Friday from January 9, 2009 through March 2009. (A) what (B) who (C) which (D) where
はじめは、 (D) that としようかと思いましたが、やめました。ネイティヴによっては、この「カンマ that」はありだという人が、それも大学生に英作文を教えているような人でもいるからです。
Max is presenter of “The Oracle with Max Keiser” on BBC World News, which ------- every Friday from January 9, 2009 through March 2009. (A) airs (B) was aired (C) aired (D) airing
としたくなるかもしれませんが、これは無理です。(A)は完全にダメ、(D)は不自然ですが、(B)(C)は両方正解でしょう。というのは、air は自動詞・他動詞の用法があるからです。あとは残った前置詞ですかね。
Max is presenter of “The Oracle with Max Keiser” on BBC World News, which aired every Friday ------- January 9, 2009 through March 2009. (A) from (B) since (C) on (D) in
のように、ぼくなら、from を空所にします。through は、to でもたぶんいいはずです。 このような作業をやっているといつのまにかある程度、語法については詳しくなっていきます。まったく考えないで作る人は別ですけどね。ただ、本当の本当のことを云えば、ここで文法や語法に詳しくなることが、英語力を高めているかどうかはわかりません。このことはいつか書きたいのですが、ただ、ルールのような知識をいくら増やしても、それを無意識のうちに使えるようにならないかぎり、英語力とは呼べないです。逆に、たくさん、ルールがあると、これは使えないかもしれない、という意識が働きすぎて、fluency(流暢さ)の妨げになります。ぼくはここのところで少し悩んでいます。実はいっそのこと、何も教えない方がいいんじゃないの、と考えることもたびたびです。 少なくとも、知識を蓄えていった英語講師側が自分の優越感をひけらかすために、あるいはそれしかすることができないから、文法・語法を教えたがる、というのだけは避けるようにしなければいけないな、と思います。