Write to Do the Right Thing

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起きていることはすべてやらせだ

「起きていることはすべてやらせだ」は某女性経済評論家のベストセラー本のタイトルを捩(もじ)ったものですが,その本の内容とは直接関係ありません.いやあるかもしれないですが,ぼくはこの本をまだ読んだことがないので、判断のつきようがありません.ただ,タイトルのインパクト度がすばらしいな,と思ったので安易ながらそれに肖(あやか)ることにしました. 英語学習に時間とお金をかける,あるいはかけようとする人はたくさんいます.そして,多くの場合,徒労に終わります.しかし,それは何故か,という大疑問に正面から答えてくれる人,答えようとする人はあまりいません.そこで書くことにします. ここから書くことはもし,あなたが人生をよく知った大人なら当たり前のこととして知っていることだと思います.そういう人がこの記事を読むといろいろな意味で面白くないかもしれません.「そうなんだけど,それは云っちゃいけないことなんだよ」とあなたはいうかもしれません.逆に,ぼくが書いたことを読んで知らなかった,だけど知りたくなかったという人もいるかもしれません. それでも,やはり書くことにします.真実は力を持っていると思うし,やはり多くの人が真実を知るべきだとぼくは思うからです. さて,「起きていることはすべてやらせだ」ということはどういうことなのかというと,いろいろな英語学習や英語教材があるけれど,それを充分生かせる人は少ないし,殆どの人が挫折します.なぜなら,あらかじめ,そうなることを作る側の人間が意図して作っているからです. いいですか.いま,たった3行で書いたこの視点を忘れないでください.これがすべての基本です,一応,何のことかわからない人のためにいま書いたことを説明します. たとえば,1,2年前は,書店に行くと,びっくりするぐらいのアメリカ大統領バラック・オバマ氏のスピーチに関した英語教材がスペースを占拠していました.これなどは,いま書いたことに当てはまります.こういう教材のほとんどは,「よくわかんないけど,最近,オバマ大統領すげえ,いけてんじゃん.朝のテレビでも特集やってた.学校の教科書みたいなのでやると退屈だけど,こういうの教材にするといいんじゃん.興味持てるっていうか」とかいう感じで買ってくる人をターゲットにしています.しかし,その人は数日後には殆どやらないまま,教材は眠る羽目になります(勿論,例外はないわけではないですが).なぜなら,こういう教材はそういうあなたに買ってもらおうと出版されているからです. さて,このオバマ大統領のスピーチ教材を買った学習者は,またしばらくすると,会社でTOEICの点数が悪いと昇進できないというショッキングな知らせを雑誌で読み,また語学書のコーナーに移ると,雑誌で紹介されたお勧め教材をまた買ってきます……. ぼくとしては,みなさんがこのような経験をしたことがないことを祈っていますが,もし,そういう経験があったら,この続きを読んでください.あなたは,英語でいうところの naive な人だからです(註・この単語の意味がしらなかったら、学習英英辞典などで調べてください)気に障ったらごめんなさい.だけど,なかなか大人の世界とは何か,ということは当たり前のことは誰も教えてくれないし,なかなかどこかに書いてたりすることはあまりないのです.正直,ぼく自身が,なかなかいい年して大人になりきれない人間なので,この点で苦労しました.というか,いまも苦労しています. さて,話をもどしましょう.「英語教育サーヴィスをする」「英語教材をつくる」側について考えて見ましょう.それは,英語講師や英語学者をまず思い浮かべるかもしれませんが,英語学校の経営者とか英語教材を出版する会社も含まれます.はっきり云ってしまえば,彼らからすれば,あなたのような客はまさにうってつけなんですよね.一応,購入はしてくれる.だけど,長続きしないで放り出してしまう.そして,新しい教材を購入する.逆に,ある教材,あるサーヴィスにじっくり取り組んでくれて,それ以外手を出さないタイプの学習者は,お金儲けという冷酷な視点でのみ考えると,彼ら側としては困った存在な訳です. この辺からようやく解ってきたと思います.ついでにぼくがなぜこの内容を書くことを躊躇っていたのかも.もちろん,大概の場合,英語講師だったり,教材編集者だったりする人が,じっくり学習してくれて,英語力をぐんぐん伸ばしてくれたり,TOEICのスコアがあがったりするのを見てうれしがらない,と云い切るつもりはありません.彼らの多くが元は熱心な英語学習者であり,英語が好きな人たちですから.しかし,同時に,自分が好きな英語関係の仕事を続けていくには,そして,生きていくためには,一定のペースで作った教材あるいは他のサーヴィスが売れて,お金が入ってこないといけないわけです.お金がなくなると,次の本も出せなくなりますしね. その為には,「単に本(サーヴィス)を購入し,すぐ諦めてほうりだして,新しい本(サーヴィス)を購入する」人の存在は欠かせません.だから,ほとんどの本(サーヴィス)は,そうなる人を惹きつけるような仕掛けがたくさんしてあります.だから,今日もたくさんの人が新たな英語関係のサーヴィスに手を出し,同時に諦めているのです. いいですか.「起きていることはすべてやらせ」なのです.このことをまず肝に銘じてください.とりあえず,この1行のことを説明するためにこれだけ文字を割いたのぼくの意図をわかっていただけると幸いです.