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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

It's the word order, stupid. 「意味順」との出会い

 

 正直云うと,ぼくはあまり英文法そのものが好きではありません.全然必要がないとは思っていないのですが.中学生・高校生はぼくの扱う学習者のメインではないのでコメントはしづらいのですが,話したいけれども,英文が組み立てられない,という人はやっぱり少なからずいます.その原因のすべてではないにしろ,英文法がある程度影響を与えているのは確かでしょう.

 

何年か前のことですが,ぼく自身もこういう学習者にどういうモデルを提示するのか迷っていました.いくつかのビジネス英語を名乗る企業研修の会社では,5文型を英作文に応用するようなモデルを売っていました.ただ,ぼくは5文型を自分が英語を話すときも書くときも読むときも聴くときも意識することはないし,そのモデルを使った説明がどうしても後出しジャンケンのような気がしてなにか度の合わないメガネを使っているような感じがして,使いあぐねていました.自分なりに工夫をしたりしてある程度対応していたのですが.

しかし,数年前のある日.その悩みに小さな光が差しました.なにげなく書店で京都大学の田地野彰先生が書かれた

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)という本を偶然手に取りました.立ち読みしていたのですが,実際手足がピリピリするような感覚になってきました.よくも悪くもこれまでの英語の本というのは,文法をルールの集合体のように扱っていたのですが,この本では学習者が使っていく中で成長していくOSのようなものと捉えるためのモデルをズバリ提示しているのでそのすごさに思わずうならずはいられませんでした.一気にその本屋さんで読み切ってしまい,帰宅してからAmazonでやっぱり注文したのを覚えています(本屋さんごめんなさい).

しばらく経ってから,別の出版社から意味順英語学習法という本が出たのでそれも買いました.また,ノートが出ていたりすることも知りました.そこで,感じたのは,内容の素晴らしさも去ることながら「意味順」学習法はあそこまでしないと新しいモデルの提示はできないんだということです.これが,教材を作る側としては勉強になりました.考えれば,自分の考えを一生懸命売って歩くのは欧米の学者なら当たり前にすることですが,日本人の偉い先生はあまりしませんね.

そこから,このモデルを使って基本的な単語をある程度英語の語順に沿って並べて,簡単なメッセージを伝えることができるようになる方法を考えるようになりました.

To Be Continued...