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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

How written communication works 書き手と読み手の間には

コミニケイションというと会話ばかりが目に付きますが,書き言葉にも読み手と書き手の間にもコミュニケイションがあります.最近そのことで,イライラさせられることがあります.書き手も読み手もすごい傲慢だからです.

特に英語の教材はその教材の英語が英語になってないとか,説明が無理筋とかそういう問題もあるのでしょうが,そういう問題以前のところで著者はできるだけ 自分が書きたい教材をかけるようになっているべきだと思いますが,ただ自分が書きたいこと/重要(だと思っている)ことというのは読者(厳密に云えばprospective readers)は知らないことが普通なので自分の信者に語りかけてすごいと云われてもしょうがないわけです.同時に読者は読者で著者はあなた1人だけの ことを考えて書いている訳ではないのに見当違いのコメントをしても仕方ないのにと思います.

で最近2冊の本を出しました(厳密には2冊目はもうすぐ)が,この2冊もぼくの書いた意図はどこまで読み手まで伝わるかはわからないわけです.

例えば『CD付 TOEIC(R)テストおまかせ730点!』ではぼくはこの本を使った人に「はじめに」で書いてあるように「自分の英語のOSをアップデイト」してもらえればいいな,とかなり本気で思っています.しかし,この意味がわかる人はあまりいないでしょう.だって,一般的に云えばかなり英語や英語教材に通じているはずの担当編集者だっておそらく100パーセントはわからないだろうし,人が人の考え ていることをわかるってそれだけ大変な訳です.それでも半分でもこちらの意図を汲んでまえがきやオビにこれが残ったわけでも嬉しいわけだから,読者には少しなんとなくこちらの意図を汲んでくれる人がいれば光栄で,基本ぼくがそれほど重視していない「あ,ホンモノっぽい問題が少しある」で喜んでもらえればそれでいいわけです.

休み明けに書店に並ぶ(はずの)『英語スピーキングルールブック−論理を学び表現力を養う』もぼくは少しでも「つながり」と「まとまり」のある発話と会話ができる学習者が出ることを願って書きましたが,それ以外の目的で購入し使って頂いて構いません.例えば,TOEICなどよりはるかに速い解答サンプルをリスニング素材に使って戴いてもいいわけですし.

ぼくが個人的に教室での先生と学習者のinteractionよりも教材を通じてのものが気に入っているのは,基本的に書き手であるぼくと読み手である学習者とのコミニケイションに人間関係は必要ない,スッキリした世界のはずだからです.例えば,いつも書いている通り,ぼくは5文型とか受験英語は嫌いです.でもそれらが好きな人が何かしらの理由があってぼくの本に関心があって買ってくれれば,知人やぼくの言語観に近い人に購入してもらったのと同じだけ嬉しいし,同じだけ大事な読者なわけです.