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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Cohesion and coherence have yet to be adressed enough.  もっと「つながり」と「まとまり」を!

英語スピーキングルールブック−論理を学び表現力を養う

英語スピーキングルールブック−論理を学び表現力を養う

 

 『「意味順」で学ぶ英会話』(JMAM)が『プレジデント』誌の特集でかなりAmazonの順位を挙げたので著者のひとりとしては喜んでいますが,そういう中,この本も堅実に売れているようです.まあ,自画自賛してどうするんだって話ですけど,この本はそれほど他での宣伝がないのにこの位置をキープしているのはまずまずですよね.もし,コンテンツのよさだけで売れているとすればこれほどぼくにとってうれしいことはないです.ただ『「意味順」で学ぶ英会話』のように初級者本は執筆時 にはコンテンツに気を配りますが,まず手に取ってもらったり,書店においてもらわないとどうしようもないので,今回メディアに出ることができてよかったです.

 

話がそれました.ところで,少しずつ,この本のなかでの重要なテーマのひとつであるcohesion(つながり)とcoherence(まとまり)が認識されるようになってきた,というような言論が見られます.

ただ,本当にそうかというとちょっと疑問に感じています.というのは,Web検索をかけて見ればわかりますが,この言葉を口にしているのはいつもの人たちです(なぜか自分だったりすることもあります).いままで口にしたことのない人が口にするようになってはじめて意味がでてくるのだと思います.だって,「気づき」って学びのスタートな訳ですから.

ところで,これをひっくり返すようなことを書くようですが,用語はどうでもいいと思っています.漢字を使えば,「繋がり」「纏まり」になって,だれが書けるんだ,いや読めない人もかなりという話になるし,「結束性」「一貫性」としてしまうと専門用語の感じがするので,日本語では「つながり」「まとまり」と呼ぶのがいいと思いますが,TOEFLではdevelopment(展開)という言葉がよく使われるし,人によっては(logical) flow(論理の流れ)という言葉を使う指導者もいると思います.これらも広く云えば,cohesion(つながり)とcoherence(まとまり)と考えてしまってもいいと思いっています.ただ,organization(構成)という言葉にすると中身がスカスカでも表面だけ繕ったものも含むような気がしたので,それとは区別したほうがいいような気がしますが.

ところで,注目したいのは,学習者であれ,指導者であれ,用語はともかくこの「つながり」「まとまり」という概念の重要性は他の部分に較べて無視されがちなのでまだまだ強調しすぎることはないぐらいに強調し続けていいと思っているんですよね.というのも,多くの人は英語力

❶発音・文法・語彙(idiomsやcollocationsなどの表現も含む)

❷内容

のいずれか/いずれもにこだわることが多数派です.でも,「つながり」「まとまり」というのはこの両翼の真ん中に位置し,双方に影響を与えるが故に見落とされがちです.実は❶を強く主張し,❷に偏りがちな人を批判する人,またはその逆の人もなんとなく結局は似たような言語観の持ち主ではないか,と最近思わせるようなこともここ数年何度もありました.

ただ,「つながり」「まとまり」は大事だとしても,具体的な方法論をもっと知りたいという人もいるので,今後もその点は「よりまし」な説明を考えていきたいと思います.今後執筆する本たちにもそういう要素は当然含まれていくべきだと考えます.