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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Don't make things difficult yourself. 再び「つながり」「まとまり」を語る

speaking pedagogical grammar

英語教育を良くしたいという人はたくさんいるようで,いろいろ難しいですね.で,あと,よく「通じれば」いいっていう人いますけど,確かにそうですが,冷静になってみると「通じる」の基準が一般的にはよくわからないんですよね.だから,テストの〇✖になってしまうか,根拠のない好き勝手な基準を他人に押し付けるようになりがちです.なかなかいまよりもコミュニケイション的に「よりまし」なものを求めるという言語観や学習観は定着しないようでちょっと残念です.

「通じる」について云えば,ネイティヴが自分が云うか云わないか,とか受験やTOEICに出る/出たとか,そういう視点じゃなくて,前後関係・状況などで比較相対的にわかるかどうか,っていう視点のほうが大事だとぼくは思います.でも,「『つながり』『まとまり』ってなんか難しい話ですよね」という人は結構でてきます.違うと思うんですよね.

自己紹介で,My name is ...と名乗った後に,Iではじめて自分の属性的なことを語るのが「つながり(cohesion)」と「まとまり(coherence)」です.これは結構腑(ふ)に落ちるんじゃないですかね.基本的にはそういうことです.すべてが難しいことでもないのに,「『つながり』と『まとまり』は難しいから,高度な文法をマスターしてから…」という話にされるのもなんだかな,と思います.

ところで,よくCommon European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment (CEFR)が英語力の可視化として引き合いに出されますが,大事なのは❶場面にはまったガチガチな状態でMy name is...という決まり文句を使えるようになる段階があって,次に❷それにつながる新たな1文で自分の属性を説明できる段階があって,その後,❸自分が 仕事場や学校で普段していることをもう1文云える段階があるわけで,こういうような段階をきちんと見据えることだと思うんですね.

話が少しそれました.戻しますが,場面によっては学生同士というのはわかるけど,知らない人が手を貸してくれたときにはちょっとBy the way, I'm ..., and you?とかいうほうが自然だったりすることもあります.こういうフォーマルとインフォーマルを使い分けられることも大事なことです.でも,超カンタンとは思わないけど,激ムズではないはずなのですが.

個人的には「つながり」「まとまり」っていうのも,初級者が英語のしくみを理解していくうえで「意味順」との関係で学んでいくものではないかな,とちょっと思っています.

タテ軸(個別のスロット内での〈限定詞+形容詞+名詞〉などの語順及び時制,単数形と複数形の違いなど個別の文法事項)とヨコ軸(意味順=カタマリごと の語順)というのが田地野先生の「意味順」学習法の世界観です.これは,個別の文法事項を学んでいるのに全体が見えない危険性をはらんでいるという文法学習の弱点を補う優れたものだと思っています.ただ,タテ軸とヨコ軸だと2次元なのですが,個人的には「コンテクスト」「つながり」「まとまり」をMagic Box使って自分は3次元にしたいなと考えています.

 ↓この本にも「意味順」から「つながり」と「まとまり」へ,ということは少し触れています.

「意味順」で学ぶ英会話

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