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Write to Do the Right Thing

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Might need it, but probably not for now 品詞の出番はいまじゃない

 

「意味順」で学ぶ英会話

「意味順」で学ぶ英会話

 

『「意味順」で学ぶ英会話』は初級者向けだけに苦戦はしたが,英語学習者対象でないメディアの英語特集に出ると売り上げは伸びたわけなので,わかることはやっぱり初級者ってかなりいるということ,そして,英語教育サーヴィスの提供者たちがこの層にズレまくった学習法を提示し続けたというのはあるのだろうな,と思います.

この本は,必ずしも「意味順」による文構造の説明だけの本のつもりはないのですが,文法に関していえばある程度ずっと考えていた自分なりの言語観をある程度は反映させれたのかな,と思っています.

「意味順」の良さを説明していくと,「5文型」がいかにダメかということを力説しがちですが,本当は「5文型」より「意味順」のほうが優れているから流行らせようという話ではなくて「文型と品詞の関係」を中心の文法モデルよりWho Does What(だれが何する) とWho Is What(だれは何である)から入ったほうが楽だしネイティヴの発想に近いのではないか,ということのほうが大事なんですね.これからも英語をどんどん学んでいく上で中心に据えるOSとしてどのようなものがいいか,という話なわけです.

実のところをいうと文型から品詞を判断しているか,品詞から文型を判断しているのかは「5文型」派の人も微妙だと思う訳です.自分が英語のストックがあるから状況によってうまく判断しているので純粋に形式から意味を引き出していたり,構造を誰にでもわかる方法で分析しているわけではないはずです.で,そういう作業をしていることを否定するのではありません.むしろ,大雑把な形式の文法モデルを提示することで,その他の英語を理解したり,生み出したりするときは,かたまりごとの意味にかなり頼っていることを認め,素直にストックを促すようにすればいいんじゃないかな,と思っています.それなら,文法としては,とりあえず「意味順」を採用するのが現状では一番優れているのではないか,別の部分は語彙にまかせるのがいいんじゃないか,というのが今の時点でのぼくの考えです.