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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Generalization is the core of science. どこまで一般化すべきか

久しぶりに,語学的なことを少しだけ書きます.たぶんあまり役に立つことは書けませんが.ネット上で<What + 名詞>と<What kind of + 名詞>の違いが難しい,ようなことを書かれている人がいるのを見ました.
 
これは,残念ながら絶版中(復刊準備中です!)の『TOEIC TEST きほんのきほん』(国際語学社)に入れようかどうしようか迷って結局やめたんです.
 
本にはPart 2の解法として5Ws & Howで始まる疑問文の例文として,

What company does Peggy work for?--Yodobashi Camera, Inc.

が挙げられています.共著者のKarl Rosvoldたぶん初級者には具体的な会社名にしたほうがわかりやすい,ということで実際のヨドバシカメラという会社名を入れました.

 
ネイティヴ的にはこういう感じの具体的な会社を出してくる応答を期待して<What + 名詞>を使うようです.
 
では,これがWhat companyじゃなくてWhat kind of companyだったら,というと
What kind of company does Peggy work for?--An electronic retail store. 
みたいな感じをあくまで質問をしている側は期待しています.
 
で,こういうのって云いきっていいのかちょっと微妙なわけです.だって,
What company do you work for?

 と訊かれたとき,「いや某大企業に勤めているんだけど,いやなんか云いたくないよなエリートと思われたくないし…」と考えて

Well, I work for a trading company in Tokyo.

 というかもしれないし.

 
最近,「過度の一般化」という言葉を使う人たちがいます.英語でover-generationとよくTES(O)Lの文脈でよく使われるし,この言葉を使いながらかなり微妙な説明に意を唱える意図はよくわかるし,大概その批判はまあ当たっています.ただ個人的にはぼくはあまり「過度の一般化」という言葉自体は好きではないです.モトの英語に較べて響きが硬いということもありますが,細則を無視して大胆に原則を示すのは英語に限らず学問(science)の真骨頂のような気もするからです.もちろん「過度の」はついているので「適度の」一般化はいいということなのでしょうが,過度と適度の判断がまた難しく…,という問題があります.
 
最初の問題に戻ると,<What + 名詞>と<What kind of + 名詞>の違いを前者が後者より具体的な答えを質問する人は期待している,というのはover-generalizationなのだろうか,と考えさせられるところです.
 
追記.でも,考えてみたら,「どんな男性/女性が好みですか」というような誠にお節介な質問をするとき,
What kind/type of guy/girl are you attracted to?
とはよく云いますが,
? What guy/girl are you attracted to?
はかなりズッコケて感じるのでやっぱりこれくらいは決めつけて構わないかな,と思います.