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Write to Do the Right Thing

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Mission Impossible できない課題

 

A Guide to Patterns and Usage in English

A Guide to Patterns and Usage in English

 

 最近はもしかすると時代が1つ進んだのかもしれませんが(いや,それはぼくの幻想という可能性もあります),真面目な英語の先生など日本で英語がある程度できる人はOxford Advanced Learner's Dictionary (OALD)という英英辞典を使っていました.いまも手に入りやすい英英辞典のひとつですし,電子辞書にもこれが入っているものを使っている人はまだ多数派じゃないかと思います.

ぼくは詳しくないし,調べる気力もないのですが,この辞書の編纂者として名前が挙げられているのはHornbyという学者です.たぶんですが,彼の最大の研究のひとつは動詞が取り得るPatterns(型)を示したことにあるのだと思います.

おそらく大修館の『ジーニアス英和辞典』などにある「文型表示」もここから始まったんじゃないか,と思います.

ぼくはこの動詞が取り得る型を提示することについては否定しませんが,こういう抽象的な型を分類して覚えさえすれば英語がわかる/生み出せるような勘違いを多くの日本の英語学習者に抱かせるようになったのは本当はちょっとまずかったんじゃないか,と思っています.過度な文型主義(単に5文型理論というのとはちょっと違う)による,コンテクストを無視した英語学習もこの動詞型のマスターによる過度の期待が影を落としているのではないか,と疑っています.

ハッキリ書いてしまえば,100ぐらいあるパターンをフツーの日本人が片っ端から覚えられるわけないでしょ,という話です.帰国子女やネイティヴだけでなく,普通に日本で育ち,社会生活を送りながら個人の学習でかなり英語を話せる人を含めてもなんとなく基本的な語の使い方は覚えていて,それとの類推でゆるく頭の中に整理されていてなんとかそれなりのアウトプットができる,というのが実情ではないでしょうか.

もちろん,英語で文章を書くときに,不安になったらOALD(でなくても大概のESL用の辞典なら同じ)を見て動詞を中心にある語どういう使われるかをサラリとチェックすることは大事です.でも,それを全部の学習者に覚えることを課すのは無茶だよなあ,と思ったりします.

 

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