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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Everything could be either meaninful or meaningless. 意味なんてどこにもない

books 意味順

 

意味準英語学習法

意味準英語学習法

 

 「意味順」でいう「意味」のことではなくて,英語学習において,よく「それって意味あるのだろうか」という云い方をする人がいますが,正直云ってそういうのって答えようがないな,とぼくとしては思います.

文法のルールを覚えること,発音の勉強をすること,音読をすること,文の構造を踏まえて細かく読むこと,英語にたくさん触れること,日常会話によく使われる表現を学ぶこと,英語の文章の「つながり」と「まとまり」について考えることーそれらはある人にとっては意味があるかもしれないし,まったく無意味なのかもしれない.結局,それらに「意味」を与えるのは学習者自身であったりするので,正直答えようがないわけです.

また,冷静に考えると,この何かに「意味」がある論はほとんどの場合,論理に飛躍が見られます.TOEICや大学入試のようなある意味「資格試験対策法」「大学受験のための勉強法」がある程度そういうものを望む学習者がそれなりにいるものの場合,「スコア/合格が必要な人がいる(から水を差すのをやめてほしい)」「試験があるからそれなりにみんな勉強する面もあるから批判するのはやめてほしい」というようなことを云う人がいるのですが,仮にそれを全部受け入れたとしても,彼らが解く「試験対策」の英語の勉強が最もスコアを上げる意味でも英語力(これが何なのかがよくわからない)をつける上でも効率的である保証自体はないわけです.

では,試験を批判する側に常に軍配があがるかというと,それはまた別の話で,その人たちが説く「本物の英語力」というのが中身のなさそうなものすごいくだらないものであることも少なくありません(TOEICを批判したものがただの大学入試のための学習の焼き直しとか,読み中心の大学入試を批判して出てくるものが,タスクやトピックやどういうアウトプットが求められているかよく検討されていないただ「スピーキング」という名の形式のものが含まれている試験だったりします).

誤解のないように書いておきますが,大概大きな試験(国外でつくられた英語能力試験やそれなりの専門家が作った外部試験)はリスニングやリーディングの英語はかなりしっかりしています.だから,それをしっかり聴き取り,読み取り,それをお手本にしてアウトプットする(ただ一般的にはよほどの上級者でないとそっくりそのままの英語を自分で生み出すのはきついと思います.だって,本当にフツーの学習者がTOEFLの四軒家先生やTOEICのヒロ前田さんの域に達すると思いますか)意識を積むことができればそれはかなり力がつくとは思います.

でも,人は自分にとって「意味」をもった英語しか取り込めない事情もあるので,ここにでてきた英語が興味がもてたり,あるいは語学的にあるていど「わかる」とか「わかりたいと思う」とかできない人はどうするのか,という問題が出てきます.そこで,こういうような英語に注意が向くためのしかけ(このことを実はtaskと英語教育では読んだりします)だったり段階を見据えたレヴェル設定(これはformとよばれる語彙や文法だけでなく,コミュニケイションとしてのfunctionも考えてあることが望ましい)をきちんとすることができていないと,多くの学習者は見向きもしないでしょう.日本で受験者が多いと云われているTOEICでさえも,普通の人はなんのとこかよくわからないわけです.「この人たちはTOEICのことがわかっていない」といって批判される人よりもわからないのが普通の人であり,そしてそういう人たちが大多数を含めることはある意味正しいことなわけです.

で,話がだいぶそれてきましたが,「意味順」の「意味」はことばのコミュニケイション上でのmeaningですから,大事なのでしょうが,ある学習(方法,対象)の有用性としての「意味」は正直どうでもいいんじゃないでしょうか.「意味」なんてどこにもないし,あるいは何にでも「意味」は与えられ得るのですから.

ぼくにとって意味があると感じていることは,すべての文はWho Does What, Who Is Whatと捉えたらわかりやすいという考えを英会話本にした『「意味順」で学ぶ英会話』とセンテンスを生み出せたらどうやってつなげて,まとめるのかについての本である『論理を学び表現力を養う 英語スピーキングルールブック』に入っているのでそれらを参照して戴ければと思います.ここに入れ切れなかったことは,これからでる本の中に入れていけたらと思っています.

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