Write to Do the Right Thing

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The chicken or the egg? なぜ5文型はイマイチなのか

記事を書こうかと思ったら,すでに自分が書いていたことに気づきました.読んでください.別に,5文型に対して意味順の優位性を示すことに力を注ぐ気もないし,5文型の信奉者(advocators)の中でもみんな同じことを云っているのではないので,それよりも,ぼくは文型理論や文法理論そのものの妥当性は取りあえずどうでもいいから,なぜ一定の人は難しく感じられるか,そして,不思議なことにそういう人も何かのきっかけでふとできるようになるのか,が興味があります.もちろん,急にやる気が出た,とかそういうことも時にはあるでしょうが,そういうことじゃなくて.

で,5文型自体に1番問題があるのは,しっくり来る人には見えないのですが,何でいきなり5つに分けるかがわかんないんですよね.で,ぼくが云っているのは2つがいい,とか7つがいい,とか5は適切な数だ,とかいう発想より前に,それぞれのセンテンスの構造を見ていくという話がいつのまにかいくつかあるうちのどれかを選ぶという話になるのがちょっと疑問なわけです.

あと,読むのであれ,聴くのであれ,1つのセンテンスを処理していくのに,実際のところ,全く未知の語ばかりなのに,構造を見抜いて意味を取ることはできないんじゃないかな,ということです.構造をつかみながらもどこかで(頭の中で日本語にしていようと英語・イメージのまま処理していようと)意味による判断をしているわけで,それをバランスよく行なえるのが英語力な訳で.

で,なぜこれが気になったのかというとよく「品詞と文型の関係がわかっていない」という英語の先生がいるんですけど,何となく云いたいことはわかるような気がしますが,冷静になって考えてみると自分もよくわからない,というかこの発言自体が腑に落ちない部分もあるな,と思ったわけです.だって,品詞が文型を決めるのか,文型が品詞を決めるのかわからなくないですか,みたいな.

 で,そんなことを云っても多分つまずいた人は救えないような気がしたので,結構そういう疑問をスッキリさせようとして書いたのがこの本のLesson 0です.もちろん,他のLessonsの中のダイアローグや例文や説明もそれなりに工夫はしましたが,限られたスペースの中で本当になぜだか英語が遠く感じられるほどわからない人に向けて書いたのがLesson 0です.騙されたと思って時間がない人はここだけは読んでください.赦されるならここだけ無料公開しようかな,と思っているほどです(色々な事情があり,思うだけで,多分しません.ごめんなさい)それなりにできる人は多分何書いているんだろう,ぐらいにしか思わないはずです.

「意味順」で学ぶ英会話

「意味順」で学ぶ英会話

 

でも,ここがわかってくれば,あとは完璧を望まず,時間をおいて,少しずつ知識をつけていくうちにだんだんわかってくるのだ,という外国語学習観のようなものがあればどんどん伸びていきます.まあ,その人たちは取りあえず,著者の1人としてはLesson 1から読んで欲しいですが,そこから先の教材・続編も書きたい気持ちはあります(企画は止まっています.すみません).

 ぼくは個人的には岩波ジュニアの本が好きですが,一般的に「意味順」で次に進むならこれでしょうか.

NHK基礎英語 中学英語完全マスター 「意味順」書き込み練習帳 (語学シリーズ)
 

 ただ,英語に触れる量自体も増やしたいので,少し長めの例がある教材が出てくるといいんですが… 『「意味順」で学ぶ英会話』では会話例を長めにしたのはそのためです.あのレヴェルの適切な音声付きの教材があまりないのが現状なんですよね.