Write to Do the Right Thing

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Freedom of speech ぶっちゃけて云うと…

 不思議なことに同じAmazonの商品ページなのに, Kindle版を選ぶと表紙が表示されるようです.さて,あと2週間あたりでついに『TOEIC (R) LISTENING AND READING TEST おまかせ730点!』も発売になるようです.で,実際の本も多分このようなマゼンダになるのだろうと思います.

内容ですが,「つながり(cohesion)」と「まとまり(coherence)」の解説を前面に出しました.実際の新形式の試験に慣れている人はおわかりのように,Part 6, Part 7で登場するinsertion questions(不思議なことにPart 6のものを「文挿入問題」,Part 7のものを「位置選択問題」を呼ぶようです)が「つながり」と「まとまり」と関係します.ここのところでどういう見せ方をしようか悩みましたが,思い切って,解法を書くよりも多くのスペースをどうやって書き手は「つながり」と「まとまり」を出すのかに割いています.

他の特徴としては,しつこいぐらいにコロケーションと句動詞(及びその云い換え)を紹介しています.まあ,それがスコアに直接関係あるかと云われると確かに微妙かもしれませんが,リスニングであれリーディングであれ,実際のテストに出そうな文体にしようとするとある程度TOEICの世界での限られたイディオマティックな云い回しが繰り返し使われているので,それを拾うことに意味を勝手に見出してたくさん入れました.

で,この本ですが,著者としては,タイトルに730点と書いていますが,実際はじっくり使って800点をとって欲しいと思っています.で,そのように本は作られています.だから,出版社の人がつけてくれた表紙のコピーにも「余裕で」という言葉が使われています.ただ,そんなに難しいことは書いていません.簡単なことをTOEICという実践レヴェルで,というのが大事だと考えているので.

で,ここから少し書いてはいけないことを書きます.この本は大事なのですが,実際,ぼくとしてもっと大事なのは,この本が売れることで,相乗的にあと3ついいことが起こらないかな,と期待しています.

1つ目は去年出した『「意味順」で学ぶ英会話』がもっともっと売れてくれることです.春にプレジデント誌の別冊の本の取材を受けて紹介したときに少し売れたのですが,それが小康状態になってから,もう少し伸びてもなあ,と思っているのですが,Amazonでは割と動いているようなのですが,まだ2回目の増刷には至っていません.この本は,まあ,イラストのEricの髪型が変だ,とか,時々極端な設定がある,などツッコミどころはあるかもしれませんが,それでも本当に基本的な英語のしくみの部分はうまくまとめて,ナチュラルな会話例もつけたつもりなので,著者の1人としてはもうひと伸び期待したいところです.だから,今度の新刊とは読者対象が違うとはいえ,同じ著者の本がひとつ売れるといい場所に置いてもらえたりすることもあるかもしれないので少し期待しています.

2つ目は,もちろん『おまかせ730点!』も大事なのですが,やっぱり絶版になった『きほんのきほん』を救うのはもっと大事なわけです.ちょっとその作業が遅れていますが,この本がヒットしてくれると,たとえ読者対象が違っても,同じ著者・校正者が書いている『きほんのきほん』(タイトルは変わる可能性もあります.できればキープしたいのですが…)も書店で手にとってくれる人の数は増えると思います.

3つ目は,前にも書きましたが,「語順(意味順)」と「発音・リズム」を中心にした超初級者用のTOEICの文法本を書きたいな,と考えているのでそういう企画も売れるとやっぱり通りやすくなるはずです.

ということで,首都圏ならあと10日ぐらいですが,売れてくれればなあ,と思います.