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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Describe it. 依然として見送られる簡単なこと

 英検やTOEFLのような試験対策で,意見と複数の理由を述べるpersuasive/argumentativeのようなライティング指導に対して,違うのではという人は現役の先生ではnarrativeを教えたがります.一緒に仕事をしている帰国子女の先生もそういっています.ぼくもそのように考えていたこともありますし,今も時々はそう考えます.ただ,最近はnarrativeが面白く感じられるには,実際起こったことである複数の場面に関連性を見出し,ひとつのストーリーを産むというのは結構学習者には酷であるような気もしました.いや,そういう場面がパッと出てくればいいのですが,題材を無理やり捻(ひね)り出している場合はよほどのストーリー構成能力がないとできないような気もすることも度々です.まあ,案外そういう能力をごくごく身の回りの人が持っていたりすることはよくあることですが,英語学習者一般に求めることでもないかもしれません.

英語スピーキングルールブック−論理を学び表現力を養う

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 で,最近では,どちらかというとnarrative textよりもdescriptive textに注意を向けるようになりました.目の前の人・もの・現象を描写していく.これも簡単な作業ではありませんが,実際に存在するものを描写するなら,頭の中の写真や映像を言語化するので,narrativeほどの感性は問われない(誤解のないように書いておきますが,語学学習に感性が必要ないというつもりは全くありません)わけですし,この言語化をする過程にvocabularyを支配している言葉がどのように分類されているのかという問題に目を向けたり,文脈(context)に対しての「気づき」の機会がたくさんあるわけです.

で,最もこれはライティングよりも本来若年層の英語教室や中学校の英語の授業でフツーに展開されている(はずの),擬人化して"What am I?"としたり,"What is it/this?"としてやるスピーキングのゲームでやることが本当はdescriptiveな訳です.でも,表面的な文法の習得と語彙を片付けることを急ぐとこういう描写という基本的な言語行動に注意を向ける余裕がなくなっているのかもしれませんね(ぼく自身も最近あまり自分の生活に余裕を感じません.「余裕のなさ」を嘆く似たような境遇の人に出会うこともありますが,その人たちからも「余裕のなさ」が漂っています).ただ,この作業をするとよくぼくが書くWho Does What, Who Is Whatという英語のセンテンスの基本がよくわかるような気もするのですが….このことがピンとこない人は以下の本を見ていただければ幸いです.

「意味順」で学ぶ英会話

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