Write to Do the Right Thing

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Grammar that is preferred more or less 「よりまし」と英文法

下(↓)に*限定詞(determiner)の一種)であるaの用法に触れました.限定詞は大事な概念だと思いますが,時々公教育の外か内かを問わず英語教育に関わる人の文法に対する考えを見たり・聞いたりすると,なんだかなあ,と思わされることがあります.

「意味順」で学ぶ英会話

「意味順」で学ぶ英会話

 

 ひとつは,文法指導の大切さを説くのはいいのですが,仮に学習者が文法ミスをしたからと云って,それは文法がわかっていないからかもしれないですが,明示的な説明をその学習者に与えたからと云って問題が解決するとは限らないということです(註・解決する場合もあります).で,明示的な説明と云っても,それが英語を自分で生み出す際に実感を伴なうようなものでなければ知識が内在しないことはあり得ます.で,この内在化というのは多分一筋縄では行かないので,知識が定着する作業が足りないのか,学ぶべきform(文法事項)に対してのインプットが足りないのか,色々ある課題をたくさんクリアーすることでようやく内在化するわけです.だって,知識だけなら英語がかなり苦手な人でも

She loves me.

で,動詞部分を主語のSheに一致(agreement)させる3rd person singular(3人称単数現在)というのは知っていることは多いと思います.でも,英語から離れてきた人がいざ突然英語を話さなきゃいけなくなって,なぜだか,「私の彼氏は私のことが本当は好きじゃないの」と言おうとして

Um... My boyfreind... don't love me, actually 

 とかいうのは極めて自然なことだと思います.

Honestly, I know my freind doesn't love me. He pretends to love me, though.  

 なーんてことを云えるのは,かなり話をするのに慣れているからです.

ちょっと話が逸れました.で,書きたかったのは,そんなことではなくて,文法を学ぶ際に新しい文法のルールの習得を急ぐのではなく,既習項目をユーザー目線で選択肢があるような文法の復習ができないのかな,と思います.

例えば,限定詞の話で言えば,まずすぐa/theで特定か特定じゃないか,とか,物質名詞とか抽象名詞とか難しそうなという所に行く前に裸の名詞があって,それに限定詞をつけるというのはどうなのか,という話があると思うんですよね.

簡単に言えば,限定詞なしの状態としては,辞書に乗っている形と同じで,抽象性・普遍性が非常に強いんですよね.何もないわけだから.そういう感覚があって,

初めて数えられる名詞・数えられない名詞ということになって

A) Your body needs water.

B) Nick likes women. 

 という話になるわけです.waterにsomeのような限定詞がつかないのは特に量をこのセンテンスの中では問題にしていないわけで,数えられる名詞のときも単純に複数形にするのは極端な話「女性なら誰でもいい」とか「女好きでだらしがない」とかいう感じを出したいときで,そうじゃなくて,特定の(だけど聴き手・読み手がまだ知らない)複数の女性だったらB')のようになるし,相手も知っている特定の複数の女性たちだったらB")のようになるんじゃないですか.適当に思いついたあんまり良くない例ですけど.

B') Nick like some women.

B'") Nick likes the women.

云いたかったのは,時には知識を提示する側が学習者に対してframeworkを示すのっていいことだとは思いますが,あまりに一方的すぎて何で縛っているのかわからないときは,optionを見せる形に切り替えられないのかな,という話です.

まあ,本ではなくてあくまで思ったことをテキトーに書いた覚書ですが,もう少し基本事項はこういう視点で行けないかな,ということを最近考えています.ただ,そうすると大西泰斗(ひろと)先生の一連の本のようになるのでしょうか.それならそれでもいいのですが,あそこまで文法を前に出さなくても,というか学習者を含めた英語ユーザーの出そうとしているメッセージにもう少し焦点を当てられないかな,と思ったします.だんだんわからなくなってきたのでこの辺で.そう云えば,タイトルに書いた「よりまし」という概念の意味を説明しようと思いましたが,疲れたのでまた今度に.ぼくのオリジナルではないので自由に使っていいはずです.

How Grammar Works: A Self-Teaching Guide (Wiley Self-Teaching Guides)

How Grammar Works: A Self-Teaching Guide (Wiley Self-Teaching Guides)

 

 *言語学の専門家の人は「決定詞」と訳すそうですが,そんなことはぼくは無視します.