Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Topic or subject? さらに「よりまし」と英文法

もう少し「よりまし」という概念自体を書こうかと思いましたが,すでにMore or less preferred 「よりまし」とは何か - Write to Do the Right Thingという記事をずっと前に書いていました.

今回は,「よりまし」でなくなぜ「より悪」に向かうのか,という原因を考えてみます.また,それは同時になんでここ数年自分が「意味順」に魅せられて拘ったのかということでもあります.

ひとつは,文法というものに対する幻想と誤解です.多くの英語学習者(English language learners, ELL)は英語でセンテンスを作ろうとすると文法的なミスをします.しかしながら,このミスはどうしても起こるものです.先ずは,それを受け入れなくてはいけません.これはCorderだったかSchacterだったかが云っていたことだったと思いますが,ぼくは不勉強なので触れません.

すぐに文法的なミスが減ったり,無くなったりしない理由の1つはルールを学ぶことからルールを内在化させる(internalize)ためにステップがあるからです.もうひとつは文法ルールの理解というのが,表面的なステップに終わってしまい,インプットしたときのformの適用が不可能なときに,学習者が勝手に適用してしまう際,それに対してのfeedbackはない,あるいは最初のルールそのものの提示がなんらかの形で間違っているからです.

最近,ぼくは主語(subject)と述語(predicative)とか主語と*動詞部分(verb)という考え方をちょっと疑っています.5文型が嫌いだったのは,目的語(object)と補語(subject complement)や付属要素(adverbial, modifier)の区別を厳密にすることへの疑いから始まったのですが,今はもっと根本的なsubject/predicativeをわかりもせずに提示すること,主語ってなんですか,と訊かれて「誰々は・何々は」の「は」の前の名詞,と答えてしまう人が多いというところに問題が潜んでいるような気がしました.

 これはこの本にも書いていることですが,言語学者から見た発想としては日本人にとってはTopic - Commentでセンテンスが成り立っているから,次のような文を作ってしまうのだと,

X Yesterday is a part-time job. 

Second Language Grammar: Learning and Teaching (Applied Linguistics and Language Study)

Second Language Grammar: Learning and Teaching (Applied Linguistics and Language Study)

 

 で,正しくは

I worked part-time yesterday.

というわけです.で,英語はSubject - Predicativeの言語だからと.でも,フツーの人にはTopic/Subjectの違いなんかわからないです.

実はポイントはここにあるのではなく,

Topic - Commentという部分におけるCommentということ自体がWho Does Whatという要素を含むわけです.yesterdayというのは,どちらかというとmessageにおける話し手の焦点を狭める(narrow down)働きをしているわけで.だから,

Yesterday I worked part-time.

 とは云えるわけですから.まあ,何を云っているかだんだんわからなくなってきましたが,実はポイントは主語(subject)と述語(predicative)がどうこういうのではなく,英語においては,述語部分の先頭にくる動詞部分(verb)で表わすactionがきっちりその前に人・もの・ことをDoer(動作の主体)として持っているか,という部分なんです.

書けば書くほど,ぐちゃぐちゃとしてきてしまいましたが,結局この部分がキモかな,と.あまりうまく書けませんでしたが,この辺で.