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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Starting with Why Again 2 続・なぜ「つながり」や「まとまり」が重要なのか

少しテクニカルなことを下(↓)の記事に合わせて付け加えておきます.
 
cohesion(つながり)とcoherence(まとまり)という言葉を使うかどうかとして,どうやってセンテンスを連続的に展開するかにこだわる英語の先生たちは前のセンテンスを受けての名詞の処理(こういうのです)
He refused my proposal. His refusal perplexed us. 
が好きなようですが,これを入れようとすると英文の抽象度や語彙レヴェルが上がってしまうんですよね.まあ,上はわざと短いセンテンスにしましたが現実的にこの主のものが使われる場合は総じてセンテンスも長いものと短いものがうまいバランスで使われる必要もあったりしてセンテンスを連続的に生み出す技術的には高くなりがちです.だから,余程の上級者じゃないと学習者がこれをかけるわけないので,この辺が厄介だなと思います.
 
でも,フツーの学習者が到達できるのって,
 

My girlfriend is tall. She is six feet tall.

 のように,前のセンテンスで提示された情報の核をHow tall?に答えて次のセンテンスを生み出すことぐらいしかできないと思います.俗っぽい云い方をあえてするならば,受験英語的な「XX構文」と呼ばれるものを2つ並べるのは無理だと思いますし,実用英語でも「おお」と唸るようなcollocationを2つ並べるのも多分無理でしょう.だから,この辺のできそうなことに時間を投入するほうがいいと思います.まあ,でもそれはぼくが「ろくに本を読まない(原文に合わせてカナ表記からひらがな表記に変えました)」からかもしれません.最近,ようやくCohesion in English (English Language Series; No. 9)を買って目を通して見ましたが,難しくて正直J. R. Martinやオーストラリアの英語の先生用の機能文法の本に書いてあることぐらいでいいんじゃないかな,と思いました.もう若くはないので「できない」ことにチャレンジする気もありません.

 

話が逸れました.後,本を作っていて,展開というとdiscourse markersばかりになりがちなんですが,本当に本当のことを書いてしまえば,「つながり」を出す上でこれらの小道具が果たす役割は,ないわけではないけれども,そんんなに重要ではないんですよね.少なくても,成人であれ,就学中の学習者であれ,discourse markerを入れさえすれば途端につながる2つのセンテンスをきちんと並べられる学習者が大量にいるわけではないですから.というか,thereforeと書けばその次に結果を表わすセンテンスになにを書いても変わるわけではないですよね.笑うかもしれませんが,極端な話,そう考えている学習者は多いわけです.下手すると教える側の人にもそういう人がいそうです(ぼく自身がリアルにそういう人と話を受けてショックを受けた経験があります).英語がすごくできる英語の先生という人でも(「でも」の代わりに「は」とするのかは微妙なところです.ネイティヴスピーカーを含めて運用能力が高いのに加えて学習者の頭でなにが起こっているのかをかなり的確に判断できる人は多くはありませんがいす),学習者がそういう問題を抱えることはなんだか見えないようです.全然関係ない話ですが,日本人学習者が

*I decided to go home. Because, nobody was there.

 

とするのはBecauseを頭で使うのはまあ,Why...? への返答として話し言葉で学んだことを書き言葉にも適用するからでしょうが,カンマを打つのはなぜでしょうね.ぼくには理由がわかりません.

 

で,それができないうちに,「discourse markerでつなげましょう,でもあまり使いすぎると良くないです」のような書き方になるのは微妙なので,どういう情報の順番で展開していくのか,っていくパターンを繰り返し学習してそれに沿ってセンテンスを2つ(もっと多くても)するという地道な作業の方がいいのになあ,と思いながら,本にそういうを落としていくのに難しさを感じている今日この頃です.というのは展開パターンをうまくまとめているreferenceはそんなないからです.Lambrechtなどの情報構造(Information structure)は面白いけど,求めているものとはちょっと違うし… ぼくが今の本を共著者の人と書いていてすごく参考になったのは,この本でしょうか.「つながり」と「まとまり」について洋書で読むのを苦にしないならば,この本はかなりわかりやすく書いてます.基本英語圏の子供が段階的にライティングをマスターしていく視点から書かれているので,例として取り上げているものも無理のないものが多いです. 

Genre, Text, Grammar: Technologies for Teaching And Assessing Writing

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