Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

Just forget about everything 文型主義者の幻想を潰す

 来週・再来週と次に出す本の音声録音の立ち会いがあります.個人的にはこれは好きな作業です.自分(たち)が作った英語がよくできているときは生き生きして感じられます.

この作業が終わったら,少し休みたいと思っています.そして,充電中に少しまた新しい「意味順」の本の企画を考えたいと思います.

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

〈意味順〉英作文のすすめ (岩波ジュニア新書)

 

 最近では,文構造の理解を過剰に重視すること自体が間違いなのだ,と前にも増して思うようになりました.本当に基本的な動詞の最も基本的な使い方をたくさんの使用例に触れて,個々の学習者がイメージ化するしかない(そして,本当はその使用例の多くをなぜだか覚えているのが理想です)のだ.だから,はっきり書いてしまえば,「SVOとSVCの違いがわかっていない」とかそういうことにこだわっている時点でダメなのではないか,というのがぼくの現在の考えです.

Both Marissa and Shannon became teachers.

 というような文があった場合,ぼくの感覚ではbecomeはbe動詞系のlinking verbで続いている名詞のteachersがBoth Marissa and Shannonがどんなものかを描写・説明しているという捉え方をしていますが,正直これをSVOと考えて,becomeを「変化する」というように考え,その変化する対象は何か,と考えてteachersという捌(さば)き方をしたところでそれはそれでいいのではと思います.多分,多くの教える側の人からすれば何となく変な感覚が残るのでしょうが,

Both Marissa and Shannon became teachers.

                     (Who)               (Does/Is)  (Whom)

センテンスの話題     動詞 新しい情報 

という観点からすれば,紛れもなくform(形,ただ「文法」だけではなく「発音」も含みます)とmeaning(意味)をマスターしたことになります.

「意味順」についても「意味順ボックス」にどこに入れるんだろうというのをいつまでもダラダラと考えているのは違うと思っています.本当はそういうのが大事なわけではないのですから.

じゃあ,どうするんだ,ということでなるべく再現性の高い「動きながら学んでいく」ようなモデルを提示するのが次の本の課題になるのかな,と思います.