Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

That which can be accepted worldwide 「世界基準」はどこにあるのか

 自己責任とか社会保障とかの話が政治的文脈で語られるときに,個人個人としてどういう考え方をするべきか,という視点と,社会・制度はどうあり得るべきかというのは分けて考えなければいけない,と思いますが,多くの場合,ごっちゃにしたままやくに立たない精神論と政策提示ともつかないものが述べられてしまいます.

これはおそらく日本の英語公教育をどうするか,ということについても云える問題です.個々の学習者が英語を学ぶ上でどういう意識でいるべきか,ということと,多くの人が学校教育の中で半ば強制的に課される英語教育のプログラムがどのように設計されているべきか,は全く別の問題です.

Critical, Constructive Assessment of Cefr-Informed Language Teaching in Japan and Beyond

Critical, Constructive Assessment of Cefr-Informed Language Teaching in Japan and Beyond

 

正直云って,よほどの社会運動を起こさない限り,後者を大きく変えるというのはできないです.もちろん,無理ではありませんが,それこそEric Hofferあたりをきっちり読んで色々考えて行動しなければならないでしょう.

ぼくは健全なgovernanceの不全を常に目にする日本にあって,そういう社会運動を起こすことに興味はありません.それよりも前者の中でアクセスできそうな人に教材を作っていくだけです.ただ,世の中には後者の制度づくりの中でそれなりに仕事をしている本物の改革派もいます.

別にWittgensteinを真似るわけではないですが,多くを語る気はありません.ただ,知る人ぞ知る優れたCEFRの参考書のシリーズの最新刊が日本の英語教育を扱うことで,現行の英語教育改革に対する賛成・批判の妥当性が少しが一般の人に届くことを期待したりします.