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Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

「好きな…がいる」が理由になる場合とならないとき

最近,ライティングを教えているのですが,よくある間違えというか,ぼくが気になる文に

「ミュージシャンになりたい理由」を書くのに,「尊敬しているアーティストの存在」とかかく類.これって理由じゃないですよね.というのは,理由だ,というのもいるらしいので,

 将来なりたい職業という課題があったとして,それをミュージシャンとした場合,理由は「音楽が好き」「有名になるとお金が稼げる」とか「人気がでる」とかですよね.それがいいかどうかというよりも,「ミュージシャンになりたい」という自分の意見(これをmain ideaといい,それをtopic sentenceで書くとパラグラフの書き方としては教えます)を支える理由としてはしっくりいく,意味が通るものだと思います.

 ただ,多くの人が「好きなアーティストがいる」というのを理由のひとつとしてあげるんですよね.これはぼくからすると理由になっていないのですが,「好きなアーティストに影響を受けた」「好きなアーティストのおかげで音楽が自分にとって切っても切れないものになった」なら理由なのですが.違いますか.

 「好きな…がいる」という存在をあらわす構文(というか英語ではI have...で済ませてしまうのが普通で,There is...はちょっと変)が理由になれないかというとそういうことでなくて,ニューヨークにいますぐに行きたい理由を3つあげよの場合.「大都会が好き」「勉強したい大学がある」に加えて「好きな人が住んでる」は充分理由になります.

 ところで,よく論理的とかいいますけど,logicalかどうかって,そんな難しいことじゃなくて,今回のように言葉の流れでしっくりいく(make sense)かどうかということだと思うんですが,なんだか勝手にビジネス秀才エリートたちが面白がって,大きなものにしてしまいました.「論理学」のような学問とも違うと思います.話がそれました.

 しかし,話を戻せば,ぼくにすれば,英語であろうと日本語であろうと「ミュージシャンになりたい理由」としては「好きなアーティストがいる」も「くわっちょ(桑田圭祐のこと)が好き」もだめでlogicalではないんですが,どうなのでしょうか.