Write to Do the Right Thing

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効率のいい勉強のおとしあな

TOEICテスト新公式問題集 Vol.5 TOEICテスト新公式問題集 Vol.5 [大型本] / Educational Testin... 上記の本は,巷で評判のヒロ前田さんの本とあわせてぼくも購入しました.まだ実はリスニング1回分をざっとやってみただけなので,断言するのは不適切かもしれませんが,ぼくの感覚では本番に近いような気がします.というか,Vol.3よりもずっと,Vol.4よりちょっとよくできているような気がします(しかし,本番に近いというのは<問題・答えが同じ>ということとはちょっと違うぼくの感覚的なものです.今日は説明する時間がないので書きません).今日書きたいのは,効率的な勉強をしているはずなのにスコアが上がらない人がいるのはなぜか,ということを書きます. 試験対策で短期間でスコアを上げる方法があるのは確かです.TOEIC講師や本を書いたりしているプロに加えて,最近ではインターネット上の有名なTOEIC論者もいるようです.それらの人がスコアの上げ方を知らなかった人に有意義なアドヴァイスをすることで劇的にスコアを上昇させた人もいるようです.しかし,もともとそれほど外れた勉強をしていないのに,スコアが上がらない人もいます.その場合には,おそらく,いかに優秀なプロだろうとインターネット上の強者(つわもの)だろうとアドヴァイスって殆ど無駄じゃないかな,ということです. 誤解のないように書きますが,スコアを上げるのが上手な,さらに親切な人をけなしたいわけではありません.ただ,最高でないにしろまあまあ効率的な勉強をしているのに上がらない人の内面にはちょっと気づいていないのかなと思います. 実は,スコアを上がる勉強を知っていながら,スコアが上がらない人というのは, ①TOEICが好きじゃない ②スコアを上げたいという気持ちがそれほど強くない ③スコアを上げる学習方法を楽しいと思わない などの特徴があります.だけれども,多くのTOEICに群がる人たち(の多く)はこの感覚がたぶん理解できないのだと思います. 繰り返しますが,非難する気はまったくありません.しかし,TOEIC界(そんなものがあるのか疑問と思っていましたが,あるいようです)の外側から考えてみれば,その善悪はともかく①から③のような特徴を備えた人がいることはまったく自然なことです.また,そういう人たちが「スコアが上がったとして意味あんの」という素朴な質問をすることだって在り得ます.しかし,…… 残念ながら,多くのプロアマを問わないTOEICをよく知っているTOEIC指導者(註・TOEICを知らないTOEIC指導者も当然います.今回はこの人たちの存在は言及しません)は①や③のようなTOEIC学習者がいることや以下の素朴な質問を思考の枠組みとして受け付けないのです.この双方のギャップがそれほど多人数ではなくても小さな悲劇を起こしていることをぼくは危惧しています. 回りくどい書き方をして恐縮ですが,スコアを上げる効率的な方法を継続的に行なうには,普通の英語学習以上の強い動機ないしスコアへの執着が必要です.そして,一般的には,効率的な学習方法は,一般的な英語学習以上につまらないものだからです. 世の偉人たちが考え出した攻略法は英語が嫌いな人にも有効ですが,TOEICが嫌い,試験をイヴェントに見立て,結果を出す過程をゲーム化して楽しもうとは思わない人には,ただでさえ嫌いな学習をもっとつまらないものにさせてしまう危険性にごく最近ぼくは気づきました. 少なそうに見えて,「スコアは外から要求されて,自分も必要かなと思っているけれど,TOEICはそれほど好きじゃない」という人は結構多いかもしれません.冷酷な経済法則から見れば,このような人たちを全く無視してもいままでTOEICで成功している側にはすぐにはほとんど影響はないでしょう.ただ,この数が増えるようだと日本の英語教育,もっと云えば,ゴールを決め,それにたどり着く道筋を考え,実行するという社会における考え方の一部を揺るがす問題にならないとは云えないかなと思ったりもします.また,同時に他の人がこのやや消極的なTOEIC学習者をターゲットにしないのであれば,ぼくにとってビジネスチャンスかなとこっそり(書いたらちっともこっそりじゃない)思ったりもします.
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