Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

Write to Do the Right Thing

I create things and write about them here as well as other stuff. Views are always mine.

基礎からはじめる ロジカルライティング その2

Writing

そこで何をするかというとまずテンプレートを学びます.そして,そのテンプレートどおりでまとまった単位で話す/書く練習をします.

ここで大事なのは,このテンプレートを決して暗記してはいけないことです.基本というのを身につけるということはこれに限らずそういうことです.このテンプレートどおりのまとまった英文を話す/書く練習をして自然に身につけなければいけません.

それでは,このテンプレートを紹介します.

1) (Idea Statement)

2) I have ...(three) reasons to support this.

3) First,

4) Second,

5) Finally,

6) Because of these reasons, (Paraphrasing of 1))

これだけです.とりあえず,このパターンに沿ってまとまった英文を組み立てる練習をします.前にも云ったとおりこれは基本です.アメリカ人の学生が英語のクラスで書くエッセイではそれ以上のことを要求されます.だけれども,もし,このテンプレートを見てピンと来ないあなたはとりあえず,彼らをすぐに真似てはいけないので,この基本をまず体得してすることを目標にしてください.でないと,より洗練された表現が使えるようになったり,ロジカルな構成を組み立てる次の段階になかなか進めないのです.

個人的には,専門家の人がいくら自分の立場を守ろうとしても,日本人が英語ができない,ということは本当だとぼくは思っています.そして,本当はこういうことを書くと敵をつくってしまうので書かないほうがいいのですが,あえて云うならば,できない理由のひとつに,基本がおろそかになっていることがあり,もうひとつは,何が基本であるのかわからないままに間違った指導者に本当は基本でないことを学ばされているからです.

また余計なことを書いてしまいましたが,本題に戻りましょう.それでは具体的に,どうやってこのテンプレートを使いこなしていくかということをこれから学んでいきます.

まず,例題(prompt)を出します.これについてあなたも自分なりの英文を考えて見てください.あるいはぼくが書く説明を読みながら自分の答えを作ってみてください.

Who do you like best? Explain your answer with reasons.

あなたが1番好きなのは誰ですか? 答えを理由とともに説明してください.

さて,まず学ばなくてはいけないことは,最初に自分の考え(statement)を述べるということです.英語(というかヨーロッパ語のロジック)ではこれは基本中の基本です.おそらく彼らは普通の日常会話をしているときでさえ,そうしゃべっています.そして,そのstatementを補足説明する文が後に続いていくわけです.日本語では,補足説明は背景説明であり,statementが終わりに来てもいいことになっている(いつもそうとは限らない.英語式に話す/書く人もいます)ので,それに慣れている人は注意が必要です.だから,

1) I love Maho -- my girlfriend.

などとします.ついでに,断っておきますが,ここでは,あまり英語のひとつひとつの文(sentence, センテンス)がイケている(sophisticated)かどうかは無視します.かなり英語が苦手な人を含めてこの英語ロジックの基本を学んでほしいと思っているからです.これから出す用例もあまり英語的な(idiomatic)言い回しはそれほど使っていません.少しぎこちなくても通るぐらい,限界ギリギリまでシンプルな英文にしてみます.工夫したい人はこの英文も
I like... (best)

My favorite person is ...

What/The person I like best (in the world) is...

など好きに換えてください.ただ,あまり良くないのは,
Maho is my favorite girl.

Maho is the person I like best.

などとすることです.これも,英語のロジックで,聴き手/読み手に対する気遣いとして大事なことですが,まったくの新情報を文の最初にもってこないということがあります.いきなり,自分の知らないことから述べられれば相手は混乱してしまいますので.

それから,もうひとつ,こういう練習をするときにまず最初は「嘘をつく」ことを覚えてください.というのは,全部本当のことで英文を構成すると慣れていないうちは,都合のいい英文は出てきません.で,今回のpromptに対しても,「俺,誰も好きなやつなんかいないし」「私自分がチョー好きで,他のやつみんなきらいだから答えらんない」などと考えないようにしてください.まあ,今回の場合

I love nobody.

I love myself.

I love Shane -- my kitten.

とかでもいいんですが.これになじんでくると,そのうち別に嘘をつかなくても英文が自然に組み立てられるようになってきます.だから,始めのうちは練習だと思ってどちらかというとこのテンプレートに合う英文を適当にでっち上げるぐらいのつもりで構いません.このことは,TOEIC SWとかTOEFLでスピーキング/ライティングで答える場合も同じことが云えます.ちなみに,ぼくがここで出す例も全部フィクションです.

(つづく)