Write to Do the Right Thing

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本には書けないこと

TOEIC TEST きほんのきほん:  どう勉強していいかわからない超初心者に、一歩一歩道筋を示します [単行本] / 石井 洋佑, カール ロズボルド (著); 国際語学社 (刊) 先日も書いたとおり,『TOEIC TEST きほんのきほん』は内容には自信を持っていても,初級者がお金を払って書店に足を運んでくれるというのは難しい状況を知っていて本を出しました.たぶん,編集者の小田さんもまったくそのことを知らなかったわけではないと思います. で,それでも踏み切った理由は,激戦区の600点とかあるいは900点前後の最近はやりの超高得点者層で争いをするのは避けた方からだとか,あるいは未開の地に足を運ぶという,アメリカ開拓者魂のような気分になっていたこともないわけではありませんでしたが,実は初級者以外の読者層を想定していました. 実は,この本が初級者に最大限の効果をもたらすには「自習」よりも「教室での適切な指導」のほうが合っています.ぼく自身は,日本中の専門学校や工場などの企業研修の初級者クラスで,学校・会社のトップダウンTOEIC導入が決まったので現状スコアが100点200点での人たち対象に開かれている講座の担当者にこの本を使ってもらいたいと本当は思っています. リサーチした結果.教室で使われることを想定した構成になっている大学教科書などを使うことが多いようですが,これらのTOEIC教材はTOEICぽくない,設定や語彙があまりに違いすぎます.たまに,割とよいこのような教材(実際専門学校で教えている先生から知らされました)でも初級者にはリアルすぎてダメとかいうことでかなり苦労されていることがわかりました. だから,そういう人たちが使いやすいように,解答編は別冊にしました.割と解答は自習用としてはあっさりですが,教える人がいれば,必要に応じて学習者の疑問に先生が答えるということも可能になるでしょう. 書店での直な売り上げよりも,TOEIC初級者を指導する先生が学生の人数分注文して,という形がメインの売り上げになるのかな,とぼくは思っています.だから,なかなかいい教材がなくてsupplementary materials(補充教材)を作って苦労している現場の先生にこの本の存在に気づき,使っていただけることを望んでいます.
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